想起は「あることをきっかけに関係した出来事を思い起こすこと」。
「連想」と言い換えると分かりやすい。
連想は「ある言葉に関連した言葉やフレーズを思いつくこと」。
「関連想起」と言い換えると分かりやすい。
「想起」は文字通り「想い起こすこと」です。
「連想」は「関連したことを思い起こすこと」になります。
「想起」は切掛け、「連想」はある言葉が原因となります。
「想起」は記憶の再現
「想起」することは過去の経験などを呼び起こすことです。
それには切掛けとなる出来事などがあり、その中のある言葉などにより、しまわれていた記憶が呼び出されることです。
「ちょっとした揺れでも、過去の大地震が想起されてしまう」「同窓会で久しぶりにクラスメイトの名前を耳にしたので、当時のことが想起された」などと使います。
「連想」は続けて発想すること
「連想」はある言葉から次々と別の言葉が思い浮かぶことです。
「地震が起きれば、地震から、津波や非難、高い場所、津波の規模、警報、位置など次から次へと気になることが連想されます。
また、例えば「赤」と言う言葉を耳にすると「火事・消防自動車・りんご・赤字」などが出てきます。
「連想ゲーム」と言う番組もありました。
「連想」は続けて「想起」すること
「連想」することは「想起」することに他なりません。
それが連続するかどうかと言う違いはありますが、思い浮かぶということは同じなのです。
「過去に嫌な思い出があれば、それに関係した言葉が出ると当時のことを想起してしまう」と「想起」は悪い意味で良く使われる言葉です。
「連想」も悪いことで使われますが、そうでもない普通のことでも使われます。
「想起」と「連想」とは
「想起」は思い付くことです。
「連想」は続けて思い付くことになり、「想起」が続くことを「連想」と言います。
「連想」は関連している言葉を「想起」することが条件で、俳句や和歌の「発句」と「連句」の関係になるかも知れません。
「いじめの報道に子供の頃のいじめを想起していまい、いやなこと次から次へと連想した」などと使います。