微量は「ほんのわずかな量のこと」。
「ミリグラム」と言い換えると分かりやすい。
少量とは「少しの量のこと」。
「グラム」と言い換えると分かりやすい。
微量も少量も秤で計測出来る重量ですが、微量は1g以下のミリグラム単位の感じがするものです。
少量はグラム単位の重さと言う感じです。
微量は耳かき一杯ほどの分量で、少量は一つまみの分量と言うことです。
「微量」は「微少な量」で相対的のもの
「微量」は絶対的にこれ以下と言うものではなく、感覚的に少ないことを言います。
「微量」も「少量」も同じか場合によっては逆転することもあり得ます。
その人の捉え方によるのです。
少量の塩を入れてくださいと言われ、入れた塩が3gなのか50mgなのかは人により違うはずです。
感覚的には精密な秤で測れる量と言うことになります。
「少量」は少しのこと
「少量」は「少々」と言うことですから、感覚的に一つまみと言うことです。
料理で使う少量は三本指で一つまみ、数滴のことになります。
少々は更に少ない量の二本指で一つまみとされます。
香辛料や薬味も元々少ないものですから、「少量」となり、決して「大量」にはならないものです。
珈琲などに入れるミルクも砂糖も「少量」なのです。
「微量」は検知レベルで「少量」は目視可能
「微量」のものは目に見えないこともあります。
「放射能」や「有毒物質」などは精密な検知器でないと検知されませんし、有害物質も特別に取り出さなければ目認は出来ないのです。
「少量」になると嵩がありますから、目で確認するレベルになります。
「鉱脈には少量の鉱物があるが、精製しなければならない」「人間や動物は少量の塩がないと生きていけない」などと使います。
「微量」と「少量」とは
「微量」は目に見えないか極わずかな検知レベルの量のこと、「少量」は目視可能で嵩があり、重さも感じる量のことです。
「微量」は「放射能・汚染物質・有毒物質・ほんのひとつまみ」のことです。
「少量」は「ある程度の嵩や重量のあるもの」で目視可能なものになります。
「微量の放射能が検知された」「変圧器やコンデンサーの絶縁油には微量のPCBが使われている」などと使います。
「料理の一つまみは少量になる」などと使います。