「ひそか」と「ひそやか」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

ひそかは「内々に物事を行うこと。」

「秘密」と言い換えると分かりやすい。

ひそやかは「シンと静まり返っている様子のこと」。

「静寂」と言い換えると分かりやすい。

ひそかは密かと書き、秘密裏に事を処理することを言います。

「分からないように隠れて」ということです。

ひそやかは静かな様子のことで、騒がしくなく音がしないことです。

「ひそか」は秘密裏のこと

「ひそか」は「密か」と書き、秘密裏のことです。

外部に分からないように内々でのことにすること、隠れて物事を処理すること、人にばれないようにすることなどを言います。

例えば「マドンナはひそかにある人と心を通じていた」「不祥事をひそかに内部処理していた」「味方の一人はひそかに相手方に通じていた」などと使います。

「ひそやか」は静寂のこと

「ひそやか」は「密やか」と書き、静寂のこと、静かな様子、音のしないこと、ひと気のないこと、静かに何かをすること、騒がしくないことなどを言います。

例えば「ひそやかに密葬は家族と近親者のみで行われた」「深い森は鳥の鳴き声だけが響く、ひそやかな環境だ」「役所の入札会はひそやかに執り行われた」などと使います。

「ひそやか」な環境とは言えない場所で「ひそか」に行われた談合。

談合は禁止ですが、行われることがあるようです。

関係者が集まった記録が残らない場所、たとえば街中の喫茶店などで「ひそか」に行われることが良くありそうです。

決して「ひそやか」な環境とは言えませんが、それが自然に見えるのです。

特定の会社に集合すれば訪問記録が残りますから駄目なのです。

電話も記録が残ります。

映画にあるように、喫茶店で同じような人が4~5人でいれば談合をしているのかもしれません。

「ひそか」と「ひそやか」とは

「ひそか」は「分からないように隠れてすること」です。

例えば「男女の仲・図りごと・人事・不祥事」などは人に知られずに「ひそか」に行われるものです。

人にばれないようにしなければなりません。

「ひそやか」は静かな様子のことです。

「ひそやかな深夜の住宅街」「ひそやかに葬儀は執り行われた」「密やかな冬の海岸」などと使います。

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