前世は「今の人生よりも前の人生のこと」。
人間は基本的に今の人生を生きていますが、それよりも前に別の人生があったとき、その人生を前世と呼ぶのです。
上世は「大昔のこと」。
通常の人生といった意味はなく、世界全体に関する概念の言葉と言えます。
時間的に今よりも前という点は前世と同じですけど、人生を対象としているわけではない点は重要と評価できます。
「前世」の意味
前世とは、今の人生よりも前の人生のことです。
自分が今生きている人生の前の人生という意味で、自分には今以前にも別の人生があったという前提で使っていく言葉です。
しかし、そういったものが実際に存在するという状況を確認することは厳しいため、基本的に前世という概念は非現実的なものであると解釈されることになるでしょう。
「上世」の意味
上世とは、大昔のことです。
以前を意味しているという点では前世と同じですけど、あくまでも特定の人間に関することではなく、世界全体について言及する際に使っていく言葉と言えます。
だから、特定の個人に関係ないという点はしっかりと覚えておく必要があります。
また、上世という言葉はかなりマイナーですから、なかなか見聞きしないでしょう。
「前世」と「上世」の用法や用例
「自分の前世はどんな感じだったのだろうか。
想像しても明確に分かるわけではないけど、どうも気になってしまうから、あれこれと考えてしまうだよな。」
「私たち人類はかなり昔から存在している状況みたいだが、今と比べて大分昔はどんな生活をしていたのだろうか。
上世がどうなっていたのかというのは、なんとなく気になってしまうんだよ。」
前世と上世はともに以前の状況を表す言葉
前世と上世に関しては、どちらも以前の状況を表現するときに使う言葉です。
その点では共通しています。
しかし、前世は個人について言及する際に使う言葉ですが、上世は世界全体に関して言及するようなときに使用していきます。
そういった点で明らかな違いがあるので、そこは常に認識して使っていかないといけないと言えます。