用意周到は「用意が抜かりなくちゃんと行われている状況のこと」。
事前にやるべきことがきちんと実施されており、何も問題ないと言えるケースで使っていく言葉です。
準備万端は「事前にやっておくべきことが完全な状態で実現されていること」。
やっておかないといけないことが完璧に済まされているので、特に問題はないと言えるケースで使っていきます。
用意周到と意味はほぼ同じです。
「用意周到」の意味
用意周到とは、用意が抜かりなくちゃんと行われている状況のことです。
事前にやっておく必要があることに関して、きちんと行われている状況を指しており、そこに関して何の問題もないという意味で使用していくのです。
したがって、用意周到というのは特定の人物を評価する言葉として使用されることが多く、ここは重要なポイントでしょう。
「準備万端」の意味
準備万端とは、事前にやっておくべきことが完全な状態で実現されていることです。
用意周到と同様に、事前にやっておかないといけないことがすでに済んでいる、完璧と言えるケースで使っていく言葉でしょう。
ただ、準備万端に関しては、特定の人間を評価するような言葉ではないので、そこが用意周到との差になる部分と言えます。
「用意周到」と「準備万端」の用法や用例
「あいつにはやっておくべきことを忠告しようと思っていたが、その必要はなかった。
まさに用意周到な奴だな。
こういった部分に関しては、全くぬかりがないようだ。」
「明日の受験に関しては準備万端だ。
ちゃんと勉強はしたし、持ち物もチェックしたから、これで全く問題ないだろう。
明日は自分の実力をきちんと発揮することだけを考えよう。」
用意周到と準備万端は意味は全く同じ
用意周到と準備万端は意味自体は特に違いはありません。
したがって、同じような意味の言葉として使用していくことができるのです。
しかし、用意周到は周りの人間が当該人物を評価するときに使う言葉であり、準備万端はそういった側面がありません。
だから、その点で一応の違いを見出すことはできるため、そこは覚えておくと良いでしょう。