観衆は「多くの見物人のこと、特定のイベントなどを見ている人たちのこと」。
基本的には複数人、しかもある程度多くの人たちを指す言葉です。
何かを見ているシーンで使うことが多いです。
聴衆は「演説や音楽などを聴いている人たちのこと」。
見ているのではなく、聴いているという点がポイントです。
聴衆に関しても、ある程度多くの人たちを指して使う言葉と言えます。
「観衆」の意味
観衆とは、多くの見物人のこと、特定のイベントなどを見ている人たちのことです。
何かを見ているようなシーンで使う言葉ですけど、たいていの場合にはイベントと言えるような状況において使うことが多いです。
スポーツなどは代表的で、スタジアムに詰め掛けている人たちに対してよく使うので、イメージはしやすい言葉でしょう。
「聴衆」の意味
聴衆とは、演説や音楽などを聴いている人たちのことです。
演説や音楽などを対象とし、しかも聴いている人たちという点がポイントです。
だから、実際に聴衆という言葉を使うシーンは限られると言え、さらに観衆とは明確に区別されます。
イベントを見ているというよりは、聴くことがメインと言える場面でしか使えない状況ですから。
「観衆」と「聴衆」の用法や用例
「今日の試合は日本中が注目しているだろうから、スタジアムは超満員だな。
非常に多くの観衆が存在しており、かなり盛り上がっている雰囲気がテレビを通じても伝わってくるよ。」
「今回のコンサートはかなり聴衆が多いね。
元々注目度が高かったし、宣伝もかなりしていたみたいだから、こうなる状況は読めていたとも言えるけど。」
観衆とも聴衆は目的が異なる
観衆と聴衆に関しては同じような存在とも言えますけど、目的が異なっている状況です。
観衆は特定のイベントなどを見るために訪れている人たちを指しており、聴衆は特定のイベントなどを聴くために訪れている人たちを指しているので、それぞれは使用する場面が明らかに異なっています。
だから。
そういった点で区別をしていくと良いのです。