定着は「特定の人やモノが何かとくっついて離れない状況になること」。
物理的にくっつくという意味で使われる場合もありますけど、自分のものにした、手中に収めたという意味で使われる場合もあります。
土着は「人が特定の土地に住み着くこと」。
ある人が特定の場所にずっと住んでいるような状況があれば、それを土着と表現していくのです。
「定着」の意味
定着とは、特定の人やモノが何かとくっついて離れない状況になることです。
こういった意味で使われる言葉ではありますけど、人間が特定のモノを自分のものにするといった意味で使うこともあります。
スポーツの世界では、チャンスをものにして、特定のポジションのレギュラーを勝ち取るといった意味で使用されることもありますから。
「土着」の意味
土着とは、人が特定の場所に住み着くことです。
特定の場所に住み始めて長い時間が経ったようなケース、完全にその場所に住み続けていると言えるケースで土着という言葉を使用していきます。
しかし、土着に関しては実際に使用している場面を見ることはほとんどないと言えるでしょう。
かなりマイナーな言葉と評価できるでしょう。
「定着」と「土着」の用法や用例
「この選手は今年、完全に外野のポジションに定着したな。
バッティングは良かったからレギュラーはいずれ取れるだろうと思っていたけど、ようやくそれが現実になったな。」
「気付いたらこの土地に土着していた。
よほど気に入ったんだと思う。
かなり住みやすいところだし、他の人たちに対しても十分におすすめできると言えるだろう。」
定着と土着は意味が異なる状況
定着と土着に関しては、言葉は似ているように見えるかもしれません。
しかし、定着は人やモノが何かとくっつくことであり、それ以外では人が何かを手に入れるというシーンで使う言葉です。
ただ、土着は人が特定の土地に住み着くことなので、意味が割と違っています。
また、土着は日常生活で見聞きする機会はほぼないと言えるでしょう。