「滅亡」と「滅失」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

滅亡は「滅びること、絶えること」。

何らかの存在が滅びたときに使う言葉ですが、生き物に対して使用することが多いです。

あとは国家などが代表的です。

滅失は「滅びてなくなること」。

何らかの存在が滅びたときに使う言葉と言えます。

だから、意味は滅亡に似ていますが、滅亡よりもマイナーな言葉であるため、見聞きするシーンは多くないです。

「滅亡」の意味

滅亡とは、滅びること、絶えることです。

何らかの存在が滅びた際に使われやすい言葉ですけど、対象になるものはたいていが生き物です。

ただ、国家が対象になることもありますが、国家が滅びる機会は滅多にないため、やはり生き物を対象に使われる機会がほとんどです。

滅亡に関してはたびたび耳にする言葉なので、馴染みを感じられる人は多いでしょう。

「滅失」の意味

滅失とは、滅びてなくなることです。

したがって、意味それ自体は滅亡とほとんど変わらない状況と言えます。

しかし、滅失に関しては、普段の生活の中ではほとんど耳にしない言葉なので、かなりマイナーな存在と評価できます。

滅失と言えるシーンはそれなりにあるでしょうけど、言葉自体が頭にない人も多くいると思われる状況です。

「滅亡」と「滅失」の用法や用例

「これまで多くの生き物が滅亡してきている。

その事実に関心を持っている人は世の中ではあまり多くないだろうが。

そういった感じで、生態系は歴史を重ねるごとに目まぐるしい変化を遂げてきたんだ。」

「人類は多くの文明の利器を作ってきたが、それらの多くはいつの間にか滅失してしまっている。

性格に言えば、より便利な文明の利器の発明によって取って代わられてしまったわけだが。」

滅亡と滅失は知名度に大きな違いがある

滅亡と滅失に関しては、意味に大きな違いは存在していないと言えるでしょう。

しかし、日常生活の中で滅亡はたまに見聞きしても、滅失はまず聞かない言葉と言えるはずです。

それは両者の知名度に差があるからです。

滅失という言葉についてはそもそも知らない、聞いたことがない人も多数いると思われるので、そういった部分で違いがあるのです。

最新の記事はこちらから