「独善的」と「独りよがり」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

独善的は「自分は正しいと思い込んでいる態度のこと。」

「主観的」と言い換えると分かりやすい。

独りよがりは「他人の意見を聞かない人のこと」。

「自己中心的」と言い換えると分かりやすい。

他人の意見には無関心な傾向は独善的な人も独りよがりの人にも共通するものです。

自説が正しいと思う訳で、他の考えは正しくないと思っているから聞かないと言うことです。

「独善的」は独りよがり

「独善的」な人は一人で行動をしてしまう癖があります。

何かをするか出かける時でも、何も言わずに自分だけの判断でしてしまう人です。

周囲は何を考えているのか、どこに行くのか把握出来ません。

そのような人が上司となると部下には指示不徹底なことが起きてしまいます。

「そんなこと言わないでも分かっているだろう」と言う態度です。

「独りよがり」は自己中心的なこと

「独りよがり」は考えや行動が自己中心的ですから、周囲にはいちいち自分の考えや行動について話しません。

話さないので対話がなく、人の意見や助言を受けられません。

ますます独善的な態度になってしまいます。

中小企業のワンマンな社長によく有り勝ちなことです。

社員と経営者の意志の疎通がなくなると会社は危うくなるのです。

「独りよがり」は「独善的」

「独善的」も「独りよがり」も同じことです。

自分が正しいと思うので、人の意見を聞かないようになります。

人の意見が分からないので、自分が正しいと思いこんでしまうということになります。

その連鎖がますます、「独善的・独りよがり」にさせるのです。

単独行動が多くなり、気配りがなくなり近寄りにくい人になってしまいます。

「独善的」と「独りよがり」とは

「独善的」は一人でなんでも出来る有能な人に多いもので、他人の意見やアドバイスは余り聞かないようです。

自分の考えは正しいと思っているため、失敗や迷惑を掛けても謝ろうという態度にはなり難いのです。

「独りよがり」も「独善的」な性格があり、周囲と一緒に仕事をすることを嫌うのです。

有能な人でもリーダーには向かないでしょう。

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