「お人好し」と「世間知らず」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

お人好しは「自分の損得を考えずに他人の言いなりになっている人のこと。」

「言いなり」と言い換えると分かりやすい。

世間知らずは「世の中のもの事や駆け引き・苦労などを知らない人のこと」。

「物知らず」と言い換えると分かりやすい。

お人好しの人は多分に性格的な面が強いですが、世間知らずは性格ではなく単に物知らずの人です。

「お人好し」は人のことを考える人です。

「お人好し」と揶揄される人は、自分のことより人のことを優先して考えたり、行動をしたりします。

そのことで仮に自分が損をしたとしても気にしません。

「人の借金の保証人になるなんて、なんとお人好しな人なのだ」「お人好しは性格が優しい人に多いようです」「人を騙すより、騙されるお人好しの方が良い」などと使います。

「世間知らず」は世の中に疎い人です。

「世間知らず」と言われる人は世の中の仕組みが良く分かっていないことが多いのです。

多くの人は社会の仕組みやルールなどは経験で理解するものですが、知らないことが常識的なことであると「世間知らず」のレッテルを張られてしまいます。

常識程度のことは知っていないと恥をかくことになりかねません。

好奇心を持っていれば「物知り」になっても「世間知らず」にはなりません。

「お人好し」は一種の「世間知らず」」です。

「お人好し」は常識とやや欠け離れた行動をとりますから、一種の「世間知らず」になります。

自分のことより人の依頼を優先することは「善い人」「親切なこと」と言われることもありますが、場合により「人が良い」「人が良すぎる」「お人好し」と言われてしまいます。

「お人好し」は自分がするべきことをしない点で無責任なのかも知れません。

「お人好し」と「世間知らず」」とは。

「お人好し」は優しい性格の持ち主に多いもので、「自分より他人」と言う面が強い人です。

程度問題ですが、それが「良い人」と評価される場合と「お人好し」と言われる場合があるのです。

「世間知らず」」は世間の常識が少し分かっていない人のことです。

例えば借金保証人になることは非常識なことですが、その点では「お人好し」も「世間知らず」と言えます。

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