「閑散」と「閑古鳥」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

閑散は「人気のない様子のこと」。

「ひっそり」と言い換えると分かりやすい。

閑古鳥は「店に人が入らない様子のこと」。

「開店休業」と言い換えると分かりやすい。

閑散は屋外で本来人がいるはずの所に、ひと気がなくなっている様子のことを言います。

閑古鳥は鳴くと使い、飲食店や小売店などに人が来ない様子のことを言います。

「閑散」は人のいない様子

「閑散」の「閑」は「暇・静か」、「散」は「散る・暇」の意味になりますから「閑散」は「静かな様子」となります。

動き・しゃべり・遊ぶという人がいないのですから、静かなのです。

普段は賑やかな場所が静かになっている様子の場合に使われる言葉です。

「夏休みの小学校は閑散としていた」「外国人が来ない観光地は閑散とした」などと使います。

「閑古鳥」はカッコウ

「閑古鳥」は野鳥のカッコウのことです。

「カッコウ鳥=閑古鳥」となったものです。

カッコウは山のひっそりした中で寂しげに鳴いているものですから、人の入らない不人気な店を「閑古鳥が鳴いている」と言ったものです。

縮めてそのような店を「閑古鳥」と言うのです。

観光地や旅館なども何らかの事情で観光客が途絶えていると「閑古鳥が鳴いている」状態だと言います。

つまり、開店休業状態のことです。

「閑散」な観光地に「閑古鳥」

観光地は観光客がいてこその場所です。

人が来なければ「閑散」とするわけで、「閑古鳥」も鳴くのです。

近年の疫病の蔓延で外国人や国内客の足が途絶えている現状では、日本中いや世界中の観光地は閑散とし閑古鳥となっているのです。

人が来なければ観光から関係する交通機関やお土産物屋などが同じような状況に陥るのです。

「閑散」と「閑古鳥」とは

「閑散」と「閑古鳥」は人がいないことです。

「閑散」は普段にぎわう場所がお休みなどでひと気がなくなる状態のことです。

観光地などは何等かの事情で客足が途絶えることがあります。

「閑散」として「閑古鳥」が鳴く様子になってしまうのです。

休みの遊園地・小学校・商業施設など、ひと気のない観光地・旅館・お土産物屋などが該当します。

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