「気配」と「雰囲気」の違い・意味と使い方・由来や例文

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気配は「五感で感じとる人や動物の様子のこと。」

「生き物の様子」と言い換えると分かりやすい。

雰囲気は「五感で感じとるその場の様子こと」。

「場の様子」と言い換えると分かりやすい。

気配は「人の気配がする」「競争馬のパドックでの気配」と人や動物に使われるほか、証券取引でも使われる言葉です。

「雰囲気」はその場や周囲の様子の事を言います。

「気配」は意味が広い言葉

「気配」は人や動物などの生きものの様子を感じることです。
「何か人の気配を感じる」「森は動物たちの気配を感じる場所だ」。

また「春の気配を感じるこの頃」「証券取引の気配値・板寄せの様子」「売り気配・買い気配」「大荒れの気配がする」などとも使われます。

何かハッキリとはしないが五感で感じるものがあるということです。

「雰囲気」は良い・悪いと使います。

「雰囲気」の使い方は「雰囲気が良い」は「和やかな様子」で、「雰囲気が悪い」は「険悪な様子」のことを言います。

「雰囲気に流される」は「意に反してその場の様子に合った行動をとってしまう」ことで、「雰囲気が変わる」は「良いも悪いも流れが反対方向になる」ことです。

「雰囲気」は「その場の空気・様子」と言えます。

「気配」を感じてその場の「雰囲気」が急変した。

仲間打ちでの飲み会であることについて議論をしていたところ、日ごろから余り関係の良くない二人の言い争いになり、あわや喧嘩になるのではと「気配」を感じた周囲の「雰囲気」は今までの和やかさから険悪さに急変してしまった。

止めに入った人の顔を立てることでその場は収まったものの、二人の関係はさらに悪化してしまった。

「気配」と「雰囲気」

「気配」は五感を総動員して何かを感じ取ることです。

「人が近づいてくる様子」「野生動物のいる様子」「何かが起きる予感」「証券取引の売りと買いの思惑」など意味が多い言葉です。

「雰囲気」は「その場の空気」と言うと理解し易いでしょう。

「空気が読めない」「空気が重苦しい」とは空気つまり「雰囲気」のことを言います。

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