「不本意」と「不満」の違い・意味と使い方・由来や例文

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不本意は「自分の本心ではないことをしなければならないこと。」

「渋々」と言い換えると分かりやすい。

不満は「自分の本心が納得出来ないこと」。

「不承知」と言い換えると分かりやすい。

自分の気持ちとしては「不本意」は「したくないのだが、しないとまずいことになる」と言うことです。

「不満」は「したこと、されたことに納得出来ないで悶々とすること」です。

どちらも後ろ向きの気持になっています。

「不本意」は本心でないこと
「不本意」の「本意」は本心のことで、本当に思っていること、感じていることを言います。

それに背いて本心でないことをすること、させられることになった場合、「不本意ながら」するということで、絶対にダメと言う訳でもありません。

「いやいや・渋々・仕方がないから」と言うことです。

「党の方針ならば不本意ながら賛成と使います。

票を投じることにします」と使います。

「不満」は本心が納得していない状態のこと
「不満」は「なんで」と言う気持ちが強いことで、決まった事柄や作ったものに対する不平が心にわだかまっていることです。

「不満」は時として、攻撃的な言動に出やすく「不満」を解消することを試します。

「不満が溜まるといつ爆発するか知れない」「不満のはけ口は必要だ」「不満ばかり言っては困る」「不満があるなら言いなさい」などと使います。

「不本意」も「不満」があります。

「不本意」に何かをすることは、心の中は「不満」があるはずです。

喜んで「不本意」なことはしませんから当然です。

しかし、その「不満」の程度は余り大きくありません「仕方がない」と思っていることで、少しは解消しているのです。

「不本意ながら」ということは、少しは抗議・反抗の気持ちが表れているからでしょう。

「不満」は解消する手段が無ければ溜まる一方で危険な状態になります。

「不本意」と「不満」

「不本意」は本心ではないのに何かをすることや、させられることです。

「不本意ながら」と言うことで、抗議・反抗の意志を表示するために不満は少し解消します。

本意に背くだけの理由や事情が背景にはあります。

これは「やむを得ないこと」なのです。

「不満」はいつどこでも起きる感情ですが、上手に解消しませんと溜まるものですから、精神衛生上悪いものになります。

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