「書き込み」と「書き入れ」と「注記・ちゅうき」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「書き込み」は、本やノートの余白に書き入れることです。

「notes written in」「a note」で表されます。

「欄外の書き込み」は「marginal notes」です。

「書き入れ」は、書き加えることです。

「記入」のことです。

英語では以下のように表します。

「記入」の意味の場合「an entry」です。

「記入したもの」という意味の場合「notes」です。

「書き入れ時」は「a rush period」です。

「注記・ちゅうき」は、「注」を書きつけることです。

英語では「an annotation」で表されます。

「論文に注記をつける」は「annotate a thesis」です。

「書き込み」の意味

「書き込み」は、本やノートの余白に書き入れることです。

また、その文字や文章を指します。

以下のように使います。

行間に書き込みをする 彼の本には一杯書き込みがしてあった
欄外に書き込みがある 貴重な本は、書き込み禁止になっている

<込の漢字>
字義は「こめる」「こむ」です。

解字では、「?+入」で構成されます。

「?」の部分は、「すすむ」を表します。

「入」の部分は、「はいる・入る」を表します。

これらによって「入り込む」を意味します。

「込」は国字です。

「書き入れ」の意味

「書き入れ」は、以下のような意味です。

①書き加えることです。

「記入」のことです。

また、記入した文字を指します。

②中世や近世における貸し借り契約の一つです。

「抵当」「かた」のことです。

抵当として証文に記入することをいいます。

根無草に「葬礼を書き入れ石塔を質においても」とあります。

③「書き入れ時」の略です。

売れ行きや利益の期待を指します。

以下のように使います。

辞書の所々に書き入れがある
書き入れ時 書類に必要事項を書き入れる

<書き入れ時>
「帳簿の記入に忙しい時」の意味からきた言葉です。

営業で最も利益の上がる時期を指します。

商店などの売れ行きが最もよく、儲けのきわめて多いときを指します。

「注記・ちゅうき」の意味

「注記・ちゅうき」は、以下のような意味です。

1.物事を記録することです。

2.「注」を書きつけることです。

または、その「注」のことです。

3.仏教では、以下のように意味します。

①議論の時、題を読み上げる役僧のことです。

また、その議論を筆記する役僧のことです。

②仏典の注釈書です。

注記が必要な箇所
下欄に注記する 欄外に注記する
論文に注記をつける

<会計における注記>

財務諸表や計算書類の全体または一部に、補足説明のため、本表の外で記載する事項のことです。

重要な会計方針・会計方針の変更・重要な後発事象、その他の財政状態や経営成績を適切に判断するための必要事項などのことです。

「書き込み」は 本やノートの余白に書き入れること、 「書き入れ」は 書き加えること、 「注記・ちゅうき」は、「 注」を書きつけること
「書き込み」「書き入れ」「注記・ちゅうき」は、類語です。

共通する意味は「本や書類で本文以外の所や欄外などの余白の部分に書くこと、また、その書いたもの」です。

「書き込み」「書き入れ」は、一応形が整っているものに対して、それを読んで気づいたことや今まで不足していたことなどを書き加えることです。

また、そのように書いたものをいいます。

書いた人物とは別の人が書くこともあります。

「注記・ちゅうき」は、読者の理解の手助けになるように分かりにくい言葉などについて、その言葉のすぐ下や別に設けた部分で説明することです。

またその書いたものをいいます。

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