削除は「文章や名簿などの特定の箇所を消すこと」。
主に文字で書かれているものに関して消す際に使われますが、それ以外のシーンでも使うことはあります。
抹消は「塗りつぶして消すこと」。
抹消に関しても、文字で書かれている部分を消す際に使われやすい言葉と言えます。
したがって、削除と意味は割と似ている状況です。
ただ、塗りつぶして消すという意味になるため、そこは違いと評価できるでしょう。
より消す行為に重みを持たせている雰囲気に感じられるはずです。
「削除」の意味
削除とは、文章や名簿などの特定の箇所を消すことです。
基本的には文字部分を消すという意味合いの言葉となっており、そういう機会で使用することが多いです。
ただ、必ずしも文字だけを消すときに使われている言葉というわけではなく、インターネット上の画像やファイルなどを消すときにも削除という言葉を使用することは多々あると言えます。
「抹消」の意味
抹消とは、塗りつぶして消すことです。
ただ消すだけではなくて、塗りつぶす必要があるので、そこが特徴的です。
単に消すというよりも、消す行為自体の重みを意識した行為であり、それだけ抹消という言葉を使う機会は少ないと言えるでしょう。
抹消は文字などを物理的に消すだけではなく、登録を消すなどのケースでも使われます。
「削除」と「抹消」の用法や用例
「スマートフォンやパソコンなどを売るときには、中に入っている個人情報を削除しておかないとな。
こういった部分はつい忘れてしまうから、今のうちにやっておかないとね。」
「このチームは主力選手が登録抹消になっているから、今は厳しいだろうな。
復帰するまではきつい戦いが強いられそうだ。
したがって、当分は順位を上げられそうにないだろう。」
削除と抹消はどちらも消すこと
削除と抹消に関しては、どちらも消すという意味であり、そこに関して特徴的です。
ただ、細かい部分で違いがあり、削除は主に文字を消す際に使います。
そして、抹消は塗りつぶして消すので、そういった部分で区別をするのです。
ただ、現実的には両者を明確に区別することは難しいと評価でき、同じような使い方になってしまう可能性が高いと言えます。