同然は「同じであること」。
特定の何かと比較して、対象のものが同じであると言える状況で使っていきます。
全く同じではなく、ほぼ同じと言えるような状況で使う点に注意と言えるでしょう。
同様は「主な点において同じであること」。
同じであることを示しているのですから、同然と同じ意味とも言えます。
しかし、主な点においてなので、それ以外の部分では違いが存在している可能性を含んでいる言葉です。
「同然」の意味
同然とは、同じであることです。
特定のものと比較したときに、対象のものが同じであると言える際に使います。
しかし、全く同じものではないため、少なからずどこかに違いが存在していると言えるはずです。
同然という言葉に関しては、日常生活においてたまに見聞きする機会があるので、頭に入れておくと便利と言えるでしょう。
「同様」の意味
同様とは、主な点において同じであることです。
主な点において同じケースで使っていくため、当然ながら主な点以外では違いがあるという意味になります。
あくまでも主な点において同じであるので、同じに見える存在であるとしても、結局は少なからず違いはあるという評価になり、そこは同然と同じようなニュアンスを持っていると言えます。
「同然」と「同様」の用法や用例
「今にも死にそうな人を助けないで放っておくのは、法律的には絶対に殺人罪には該当しないが、人殺し同然の行為と言えるんじゃないか。」
「今日は昨日と同様にかなり天気の状態が悪い。
雨が1日中降り続ている点において、ほぼ同じ状況になっているからな。
若干昨日よりは雨脚が弱いような気がしないでもないけど、ほぼ同じかな。」
同然と同様の差はほとんどない
同然と同様に関しては、どちらも同じであることを意味しています。
同様に関しては、主な点において同じという意味になるので、それ以外は違う可能性を含んでいますけど、同然も全部において同じという意味ではありませんから、両者は同じような意味と評価できるはずです。
どちらも日常生活でそれなりに使用する可能性があります。