大元は「物事の始まりの部分のこと、最も基本的な部分のこと」です。
したがって、物事のルーツという言い方ができ、根本部分という評価も可能でしょう。
大本は「物事の根本のこと」。
意味としては大元と大差ない状況です。
したがって、現実的に大元と区別していくことは不可能に近いと言えます。
どうしても使い分けは適当になりがちでしょう。
「大元」の意味
大元とは、物事の始まりの部分のこと、最も基本的な部分のことです。
物事のルーツと言える部分であり、根本に当たる部分とも評価できます。
だから、特定の物事において、大元に関しては欠かすことができない重要な箇所という言い方ができるでしょう。
特定の物事が存在するうえで確実に必要なため、それが失われると物事自体が消える可能性があります。
「大本」の意味
大本とは、物事の根本のことです。
したがって、大元とほとんど同じ意味と言えます。
大本に関しても、これが消えることで物事自体が存在できない状況になると言えるでしょうから、欠かすことができない非常に大切なポイントになります。
基本的に大元と区別することは現実的ではないでしょうから、大本と大元はつい混同してしまう言葉と言えます。
「大元」と「大本」の用法や用例
「この機器の場合、大元部分が故障すると全てがダメになる。
したがって、ここに関しては常に気を配っていく必要があるだろう。
点検を頻繁にやっていく必要があるだろうな。」
「数学を学んでいくにあたって、算数は大本になる。
だから、数学が苦手な生徒の場合には、算数からやり直した方が良い場合があるんだ。
ここは知っておくと良いと思うんだよね。」
大元と大本はほぼ同じ意味の言葉
大元と大本に関しては、言葉自体もかなり似ているのですが、意味も大差ありません。
そのため、同じ意味と評価しても問題ないでしょう。
したがって、現実的には両者を区別することはできないと言えます。
そういう意味では、大元と大本は全く同じ言葉として扱っていくのが適当であり、使い分けをすること自体が現実的ではありません。