「居間」と「茶の間」と「リビングルーム」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「居間」は、家族だんらんのための部屋のことです。

英語では「a living room」で表されます。

英国では「a sitting room」ともいいます。

「茶の間」は、台所に近い部屋で、家族が食事やだんらんを過ごすところです。

英語では「a Japanese living room」で表されます。

「リビングルーム」は、洋風の居間のことです。

英語では「a living room」で表されます。

英国では、「a lounge」「a sitting room」も「居間」を意味します。

米国では、「a family room」も「居間」を表します。

「居間」の意味

「居間」は、家族が普段いる部屋のことです。

「居室」ともいいます。

家族だんらんのための部屋のことです。

日本の住居では、「居間」は「茶の間」とも呼ばれます。

家族が食事をしたり、くつろいだりする部屋です。

主婦にとっては、裁縫をしたり、その他の家事仕事をしたりする場所です。

以下のように使います。

居間でくつろぐ
客を居間に通す

「茶の間」の意味

「茶の間」は、以下のような意味です。

①台所と続いていて、家族が食事やだんらんを過ごすところです。

食器棚や茶箪笥を置く場合があります。

また、冬には炬燵を使うことがあります。

②「茶室」のことです。

③「茶の間女」の略です。

以下のように使います。

茶の間でテレビを見る
お茶の間向きの番組

<茶の間女・ちゃのまおんな>
江戸時代、武家では茶の間で働く女中をこう呼びました。

商家では、これを「中居」と呼びました。

「リビングルーム」の意味

「リビングルーム」は、洋風の居間のことです。

「リビング」です。

最近の住宅では、リビングキッチンやダイニングキッチンが多くなりました。

これは、台所と食事室と居間とが兼用されている形で、和風住宅の「茶の間」にあたります。

以下のように使います。

十畳のリビングルーム
リビングルームにピアノを置く

◇「lounge」と「sitting room」と「family room」

英国では、「lounge」と「sitting room」は「居間」を表します。

「sitting room」のほうが、より堅い言い方です。

米国では、「family room」は「居間」を意味します。

「子供がいても良い場所」という意味が含まれています。

「居間」は、 家族だんらんのための部屋、「茶の間」 は、台所に近い部屋で、家族が食事やだんらんを過ごすところ、 「リビングルーム」は、 洋風の居間のこと
「居間」「茶の間」「リビングルーム」は、類語です。

共通する意味は「家の中で家族が集まって過ごすための部屋」です。

「居間」は、洋風・和風を問わず用います。

「茶の間」は、「お茶の間向き」「お茶の間で話題のタレント」のように、慣用的に用いる場合以外は、普通、和風の居間についていいます。

「リビングルーム」は、洋風の居間について用います。

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