しごきは「スポーツなどできつい指導をすること。」
「鍛錬」と言い換えると分かりやすい。
いじめは「精神的に弱者を痛めつけること」。
「弱者叩き」と言い換えると分かりやすい。
しごきはスポーツの世界では普通にある鍛錬と言えるのですが、度が過ぎるしごきはいじめの要素が入ってきます。
いじめは子供から大人まである行為で、卑劣なものです。
「しごき」はもともと紐をしごくこと
「しごき」は「縄や紐をしごく」からきている言葉になります。
スポーツの鍛錬はある程度の強さの運動を通常プログラムとして行うものです。
しかし、それを超えたものは、なんかの意図をもって行う「しごき」となり、相手に精神的な圧迫感を与えるものとなり、「いじめ」の要素が入り込みます。
「先輩が下級生の態度が悪いとしごきを入れた」と使います。
「いじめ」は精神的・肉体的な虐待
「いじめ」は虐待と言えるもので、程度の差はあっても精神的・肉体的な暴力です。
どうして「いじめ」は起きてしまうのか、ということは多く議論されているのですが、人間も動物ですから、本能的に弱い存在を見ると排斥したいのではないでしょうか。
逆にかばおうとする気持ちは本能に逆らう行為なのかも知れません。
どのような人でもいじめる気持ちがあり、それを抑えているのが人間なのです。
「しごき」と「いじめ」は紙一重
「しごき」は度が過ぎると「いじめ」となり得るのです。
意図をもっていると「いじめ」の要素が強くなり、意図が無いならば「しごき」は愛の鞭なのです。
意図があるかないかは「しごき」を受ける側には分からないことで、要は日ごろの信頼関係がしっかりあれば「しごき」であり、少なければ「いじめ」に代わる可能性があるのです。
「しごき」と「いじめ」
「しごき」とは指導者が行う鍛錬のことで、通常よりは強い指導のことになります。
「しごき」は愛の鞭なのか弱い者いじめなのかは、日ごろのお互いの信頼関係次第と言えるのかも知れません。
「いじめ」は誰にでも心に持っている動物的本能で、自分より弱いと感じる相手を攻撃することです。
精神的なものと肉体的なものがあり、両方の場合もあります。