「生贄」と「身代わり」の違い・意味と使い方・由来や例文

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生贄は「人や動物を生きたままの状態で神に供えること」。

以前はこういった意味で使用されていたのですが、現代では他人や何らかの存在のために、自分を犠牲にすることといった意味もあります。

身代わりは「あるものの代わりとなること」。

いろいろなケースで使えるものの、誰かをかばって自らが犠牲になるようなシーンで使われる状況が顕著です。

「生贄」の意味

生贄とは、人や動物を生きたままの状態で神に供えることです。

元々はこういう意味だったものの、現在ではこういった使われ方はあまりされません。

物語の中では存在するもの、現実において生贄という言葉を使用する際には、他人や何かのために自分を犠牲にすること、自分を犠牲にして他の利益を優先することという意味で使用されやすいです。

「身代わり」の意味

身代わりとは、あるものの代わりとなることです。

何かの代わりになるケースでは、常に身代わりという言葉を使用できます。

ただ、実際は誰かのために犠牲になる状況を身代わりと表現することが多いので、使用されるシーンは割と限られるのです。

そういう意味では、現在では生贄と同じような意味になっている状況と言えるでしょう。

「生贄」と「身代わり」の用法や用例

「ファンタジーの世界では、神への供えとして人間が生贄になるシーンがあるが、生贄に選ばれた人の気持ちはどんなものなんだろうかと毎回思ってしまうよ。」

「あの上司は部下をかばうかたちで身代わりになったみたいだね。

ミスの原因は明らかに部下だが、上司にも少なからず責任感のような部分があったのではないかと思われる。」

生贄と身代わりは現在は同じような意味

生贄と身代わりは本来は違う意味と言えるでしょうけど、現在ではほとんど同じような意味として使われやすい状況があります。

生贄も身代わりも特定の人間やものの代わりに犠牲になることを意味します。

自分が実際に犠牲になる際、他人が犠牲になる際にこれらの言葉を使うことになるので、使用シーンはそれなりにあると言えるはずです。

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