「九官鳥」と「カラス」の違い・意味と使い方・由来や例文

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九官鳥は「スズメ目ムクドリ科キュウカンチョウ属の鳥のこと」。

「物まね鳥」と言い換えると分かりやすい。

カラスは「カラス科カラス属の黒い鳥のこと」。

「真っ黒鳥」と言い換えると分かりやすい。

カラスとキュウカンチョウは色が黒いため間違えやすいと思われますが、九官鳥には嘴はオレンジ・首回りに黄色があります。

身体の大きさはカラスが少し大きく全身真っ黒なため分かります。

「九官鳥」は物まねをします。

「九官鳥」は体が約30cm前後しかありませんから、カラスよりは小振りに見えます。

嘴がオレンジ色で、首の後ろが黄色の肉垂れになっています。

インドから中国・東南ジアに掛けて広く生息していて、ペットとして飼われることも多く、人の言葉や物音を上手に真似します。

九官鳥と言う名は中国人の名から取られたという説が有力です。

「カラス」は頭の良い鳥

「カラス」は市街地に多く生息し、木の上に巣を作ります。
頭が良く、年寄りを見て弱いと思うと攻撃をすることがあります。

カラスの賢さはいろいろ言われていますが、例えば、硬い木の実を路上に置き車に潰させることや、高い空中から屋上など堅い面に落として割ることなどが知られています。

また、日本の神話には「八咫烏」の話も有ります。

「九官鳥」は喋り、「カラス」は行動します。

「九官鳥」はジックリ教え込むと人の声や物音など巧みに真似をします。

「おはよう」など簡単な言葉はすぐに覚えてしまいます。

「カラス」は喋ることはしませんが、「カアカア」だけではなく、物まねではない少し変わった声を出すことがあります。

また、木の実を潰すことや割ることなど、頭を使った賢い行動をすることが知られています。

「九官鳥」も「カラス」も黒色

黒い色の鳥は鳥の仲間でも少ないと思われます。
カラスが真っ黒ですが、九官鳥や繁殖期のオドリホウオウのオスも黒いのです。

黒い理由はハッキリしたものはないということですが、一説にはカラスは行動範囲が広く太陽光を多く浴びるため、黒くなったということです。

熱帯の人の皮膚が黒いのも同じことなのでしょう。

黒は紫外線を吸収するので身を守ると言う理屈です。

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