「血のり」と「血反吐」と「返り血」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「血のり」は、のりのようにねばねばした血のことです。

英語では以下のように表されます。

「血のりのついた刀」は「a bloodstained sword」「a sword dripping with blood」です。

「血反吐」は、胃から吐く血のことです。

英語では、「血反吐を吐く」は「vomit bloom」「spit bloom」で表されます。

「返り血」は、自分にかかった斬った相手の血のことです。

英語では以下のように表されます。

「犯人は被害者の返り血を浴びていた」は「The Criminal’s clothes were stained with the blood of the victim.」です。

「血のり」の意味

「血のり」は、血がぬらぬらと粘る様子をのりに例えた言葉です。

物にねばりついた血のことです。

以下のように使います。

刀についた血のりをぬぐう
血のりのついた刀

〇「血煙・ちけむり」と「血潮」
「血煙」と「血潮」は、「血のり」の関連語です。

「血煙」は、ほとばしる血を煙に例えた言葉です。

「血煙をあげて倒れる」のように使います。

「血潮」は、潮のように流れ出る血のことです。

体内を潮のように流れる血のことです。

「血潮に染まる」「若い血潮に燃える」のように使います

「血反吐」の意味

「血反吐」は、吐いて口から出す血のことです。

血の混じったへど(吐しゃ物)のことです。

胃から吐く血のことです。

以下のように使います。

血反吐を吐くような猛練習

<反吐・へど>
飲食したものを吐き戻すことです。

また、その吐いた汚物を指します。

「反吐を吐く」「彼の態度には反吐が出る」「顔を見るだけで反吐が出る」のように使います。

英語では「vomit」で表されます。

「返り血」の意味

「返り血」は、自分にかかった斬った相手の血のことです。

刀で相手を斬った時、自分にはね返ってくる血のことです。

以下のように使います。

返り血を浴びる
返り血で染まる

<流血>
「流血」は「返り血」の関連語です。

流れる血のことです。

血を流すことです。

英語では以下のように表します。

「出血する」「血まみれの」は「bleeding」です。

「流血の惨事」「殺戮」「虐殺」は「bloodshed」です。

「血のり」は糊のようにねばねばした血のこと、「血反吐」は吐いて口から出す血のこと、「返り血」は、自分にかかった斬った相手の血のこと
「血しぶき」「血のり」「血反吐」「返り血」は類語です。

「血煙」「血潮」「流血」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「体外に出た血の色々な状態による名称」です。

「血しぶき」は、切られたり突かれたりした時、あたりに飛び散る血液のことです。

「血のり」は、のりのようにねばねばした血のことです。

「血反吐」は、胃から吐く血のことです。

または、血の混じった「へど・嘔吐物」のことです。

「返り血」は、刃物で相手を切ったとき、自分の体に跳ね返ってくる血のことです。

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