「対抗」と「反抗」の違い・意味と使い方・由来や例文

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対抗は「お互いに張り合うこと」。

お互いが相手を意識した状態で、相手に負けないという意気込みを持っている状態です。

したがって、お互いはある程度対等と言える状況になります。

反抗は「特定の相手に服従しようとせずに歯向かう姿勢を見せること」。

服従を求める相手に歯向かう態度を見せる際に反抗と言います。

この場合にはお互いは対等な関係ではありません。

「対抗」の意味

対抗とは、お互いに張り合うことです。

相手のことを意識している状態で、相手に負けないという気持ちを持っているときに使います。

ライバル同士の関係になっているようなケースが典型的です。

対抗に関してはいろいろなシーンで使うことができます。

お互いにというケースが多いですけど、一方がというケースでも使うことは可能でしょう。

相手はこちらを意識していないけど、自分だけが相手を意識しているようなときにも使えます。

「反抗」の意味

反抗とは、相手に服従しようとしないで歯向かう姿勢を見せることです。

相手は服従を求めていますけど、こちらはその気がない、その姿勢を見せないというときに使う言葉になります。

反抗に関しては、基本的に歯向かう側の方が立場的に弱いケースがほとんどであり、相手の方が上のケースで使うことになるでしょう。

したがって、使えるケースはそれだけ限られると言えます。

「対抗」と「反抗」の用法や用例

「同期入社の写真が最近すごい営業成績を叩きだしているらしい。

同期入社、同じ営業職という意味ではどうしても対抗意識は持ってしまうよな。

あいつに負けないように俺も頑張らないといけないと思っているんだよ。」

「俺は小学生のときに、親に対して反抗的な態度をとったことがある。

当時親は中学受験を考えていたみたいだけど、俺はそれに全く興味がなくて、公立の中学校に行こうと思っていたんだ。

だから、親の言いなりにはならなかったんだよね。」

対抗と反抗は立場の違いが大きい

対抗と反抗については立場の違いという部分で区別ができます。

対抗はお互いに、または一方が相手に対して負けたくないという意識を持っている状況ですが、自分と相手の立場は対等です。

しかし、反抗は服従させようとする側とさせられる側に分かれており、そこで立場の違いがあります。

そういった部分で違いが存在しているので覚えておきましょう。

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