エビは「節足動物で十脚目の内、カニ類とヤドカリ類以外のものすべての総称のこと」。
「イセエビ」と言い換えると分かりやすい。
ザリガニは「エビの仲間でカニに近いエビのこと」。
「エビガニ」「アメリカザリガニ」と言い換えると分かりやすい。
ザリガニは分類上、エビの仲間に入ります。
しかし、エビよりはカニに近い中間的な存在です。
「エビ」は多くの種類がいます。
「エビ」は3,000種もある生き物で、日本では「イセエビ・クルマエビ・タイショウエビ・アマエビ」などが有名です。
海水に多く住みますが淡水にもいます。
十脚目なので歩くための5対の足と2対の触覚を持ちます。
大きなハサミはほとんどありませんが、足に小さなハサミを持つものもいます。
頭と胸は一枚の殻で出来ていて腹は7節になり更に泳ぐための5対の小さな足が付いています。
「ザリガニ」もカニではなくエビの仲間なの
「ザリガニ」は大きなハサミが特徴的なエビの仲間です。
例外を除き、ほとんどは淡水に生息しています。
ハサミを持つことからカニに近いと考えられて、「エビガニ」とも言われます。
生息場所は川・沼・湖・池・用水路などです。
雑食で水草から貝・ミミズ・昆虫などを捕食します。
日本では「アメリカザリガニ」が多くいます。
「ザリガニ」「エビ」は同じ仲間
分類上は「ザリガニ」は「エビ」の仲間になりますが、住む水は海水と淡水の違いと、大きなハサミがあるかないかの違いがあります。
「エビ」の言葉はエビカズラと言う葡萄から取られている説が有力です。
「ザリガニ」と言う言葉は「いざる蟹」から訛ったという説、後ずさりをするので「しさり蟹」から来ている説もあります。
「エビ」の刺身は美味しいですが「ザリガニ」は生では食べません。
「エビ」の触感や味の良さは言うまでもありません。
しかし、「ザリガニ」は淡水に居るための宿命として匂いがあり、とても生で食べるには向いていません。
ただ、中華料理の蒸し焼きやラーメンに入れることや、様々なレシピで料理することがあります。
また、あの大きなハサミを持つロブスターはザリガニの仲間に入り、料理の定番となっています。