「ねだる」と「たかる」の違い・意味と使い方・由来や例文

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ねだるは「無理を強いて、何かを求めること」。

基本的にはそんなことをする必要がない、義務がない存在に対して求める行為を指しています。

たかるは「何かを欲しがって、一か所に集まってくること」。

人間であれば、複数人が何かを求めて特定の場所に集まるような光景をたかると表現します。

漢字で書くと「集る」になるのです。

「ねだる」の意味

ねだるとは、無理を強いて、何かを求めることです。

基本的に求める相手はその求めに応じないといけない義務が存在しない状況と言えます。

だからこそ、無理を強いてくるということも言えるのですが。

人間がやることもありますけど、動物がやることもあるでしょう。

特にペットを飼っているケースでは、動物が人間にねだることもしばしばあります。

「たかる」の意味

たかるとは、何かを求めて一か所に集まってくることです。

何か自分が欲しいものがあったときに、その場所にたくさんの人たちが集まってくる状況を指しています。

ただ、たかるに関しても動物に対して使える表現であり、実際、動物が何かを求めて一か所に集まることは普通にありえるでしょう。

求めるという部分に関してはねだると同じです。

「ねだる」と「たかる」の用法や用例

「この前友達にご飯を奢ってあげたら、奢ってあげた分では飽き足らず、さらにねだる行動に出てきたんだよ。

だったら、自分のお金で食えよと思ったものだ。」

「猫を複数飼っているんだけど、餌を持っていくと一気に餌のある場所にたかる状況になるんだ。

餌に関しての執着心がすごい状況で、飼い主としても引いてしまうときがある。」

ねだるとたかるはともに求める行動

ねだるとたかるはともに何かを求めているという目的があり、その点で一致しています。

ただ、ねだるに関しては人間に対して行うことが多く、あくまでも人間の存在が必要です。

しかし、たかるは特定の場所に求めるものがあった際にも使えるので、人間がいない状況でも生じる光景です。

そういった部分で違いがあると言えるでしょう。

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