宮司は「神社の代表者のこと」。
「神社の長」と言い換えると分かりやすい。
神主は「神社で祭礼を司る神職のこと」。
「神職」と言い換えると分かりやすい。
神主は「主」と名前が付いていますが、神社の代表者ではありません。
かつてはそうであったのですが、現在は神職に有る人をそのように呼ぶようになりました。
神主さんを呼ぶと宮司さんが来てくれるのも勘違いの元でしょう。
「宮司」は神職に有る人の中で一番上の人
「宮司」は神社にいる神職に有る人の中で最も上の地位にあり、神社の代表者なのです。
神社には神事に携わる人がいて、宮司の他に権宮司・禰宜・権禰宜などがいます。
宮司になるためには神道系の大学を卒業する方法があります。
宮司になるためには「明階」や「正階」・「権正階」言う階位が必要になり、女性でもなることができます。
「神主」は通称
「神主」と言う身分・階級はありません。
神主は神職に係わる人を言い、神社の代表者ではありません。
ですから、神主さんは宮司や他の階位に有る人も言うのです。
神職には6階級の身分が定められています。
特級・一級・二級上・二級・三級・四級があり、神社により一定の身分が無ければ宮司などに付けないようになっています。
「宮司」と「神主」は同じと思っていた。
「神主」は名前からすると神社の代表と勘違いしてしまいますが、実は昔は神社の長だったのです。
しかし、現在では神職のことを言い、代表者は「宮司」と言います。
ですから、神主さんには宮司を始め、禰宜・権禰宜などの名前が付いている神職に有る人を言います。
普通お祓いなどを司る人を呼ぶ場合、来るのは宮司が多いため神主さんと言えば宮司のことになっています。
「神主」は神職のことを言う
「神主」は神職に有る人を言いますから、「宮司」も「禰宜」も入ります。
神職は位や身分があり、一定の資格や身分がないと「宮司」にはなれません。
「宮司」は神事つまり、お祭り・お祓いや七五三・祈願など様々なことを執り行います。
また、位や身分により付ける衣装や色も異なりそれなりのものになります。
宮司は冠を被り、袍と袴をつけます。