「懲戒解雇」と「懲戒免職」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

懲戒解雇は「民間企業に勤めている人間が解雇されること」。

民間企業で働く人たちがクビになる状況を懲戒解雇と表現しているわけです。

懲戒免職は「公務員として働いている人間が解雇されること」。

あくまでも公務員に対して使う言葉であり、民間企業で働く人たちに対しては使えないという点が重要です。

クビになるという意味では、懲戒解雇と大差ありません。

「懲戒解雇」の意味

懲戒解雇とは、民間企業で働く人間が解雇されることです。

民間企業に勤めている人たちに対して使うので、かなり多くの人たちが対象になると言えるでしょう。

何かしら問題を起こして、そのうえでクビになるようなときに使われます。

したがって、リストラなどの企業の経営上の都合で解雇になる際には使われないので、そこが注意点です。

「懲戒免職」の意味

懲戒免職とは、公務員として働く人間が解雇されることです。

あくまでも公務員なので、例えば警察官などが該当します。

民間企業の人間には使うことができない以上、使用されるシーンは懲戒解雇よりは少ないはずです。

実際、公務員の人は世の中に相対的に少ないため、懲戒免職という言葉を聞く機会はそうはないと言えるでしょう。

「懲戒解雇」と「懲戒免職」の用法や用例

「あの社員は次々と問題を起こしてばかりで、いつか懲戒解雇になるだろうと思っていたけど、案の定だったな。

ただ、会社としてもいつまでも雇い続けているわけにもいかなかっただろうし、仕方ないか。」

「不祥事を起こした警察官が懲戒免職になったらしい。

警察官が市民を裏切るような行動をしたわけだから、当然と言えば当然か。

警察官にも信用できない人間がいるってことだね。」

懲戒解雇と懲戒免職の違いは分かりやすい

懲戒解雇と懲戒免職に関しては、意味としてはクビになることですけど、民間企業の人たちなのか、公務員なのかという点で異なっているため、違いははっきりしています。

したがって、似ている言葉ではありますけど、意味の違いは理解しやすいはずです。

懲戒免職に関しては日常的に耳にする機会は限られるはずなので、懲戒解雇の方が多くの人たちにとって馴染みがあると言えるでしょう。

最新の記事はこちらから