「小額」と「少額」の違い・意味と使い方・使い分け

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「小額」は、金額の単位が小さいという意味です。

「小額紙幣」「小額貨幣」のように使います。

「 少額」は、金額が少ないという意味です。

「寄付金が少額である」「少額を借り受ける」「少額で購入する」のように使います。

身代金は、「小額紙幣」で用意しましょう。

「少額紙幣」では「少ない金額」となり、犯人が怒ってしまいます。

「小額」の意味

「小額」は、少しの金額です。

金額の単位が小さいという意味です。

反対語は「高額」です。

「小額紙幣」「小額貨幣」「小額通貨」などと用います。

<高額について>
金額が大きいことです。

「多額」の意味です。

反対語は「低額」です。

「高額な買い物をする」「高額所得者」のように使います。

単位の大きい金額です。

反対語は「小額」です。

「高額紙幣」「高額通過」のように使われます。

英訳する場合、「A small sum/ a bill in a small」で訳されます。

「少額」の意味

「少額」は、少しの金額のことです。

「援助は少額しかできない」「少額の寄付」「少額訴訟」などと使います。

「少額訴訟」は、簡易裁判所で扱う60万円以下の金銭支払い請求の民事訴訟です。

少ない金額の訴訟です。

反対語は「多額」です。

<多額について>
金額が多いこと。

反対語は「少額」です。

「多額の借金を負う」「多額の寄付金」などと使います。

英訳する場合、「A small sum」で訳されます。

「小」と「少」と「額」の字義と解字

「小」の字義(漢字の意味)は、「小さい」「小さくする」「あなどる」「小さいもの」「謙称」「わずかに」反対語は「大」です。

解字(漢字の解説)に於いて、「小」は象形文字です。

小さな点の象形です。

「小さい」を表します。

「少」の字義(漢字の意味)は、「すくない」「欠ける」「不足に思う」「しばらく」です。

反対語は「多」です。

解字(漢字の解説)に於いて、「少」は、象形文字です。

小さな点の象形です。

「すくない」という意味を表します。

「額」の字義(漢字の意味)は、「ひたい」「数量」「がく」です。

「がく」の意味の場合、紙や板などに文字などを書いて門や軒の上部に掲げておくものを表します。

解字(漢字の解説)に於いて、「額」は、「頁+客」で構成されます。

「客」の部分は、「格」に通じ「突き出す」という意味です。

人体の頭部の突き出した部分、「ひたい」を意味します。

「小額」は金額の単位が小さいこと、「少額」は金額の量が少ないことを表します。

「少額」「低額」は類語です。

共通する意味は、「少ない金額」です。

以下のように使います。

「少額の借金を負う」「少額の寄付金」
「低額融資を受ける」「低額所得者」「今年の春闘は、低額回答だ」

「少額」は金額の量が少ないこと、「低額」は金額の量が少ないことと、金額の程度の低いことを表します。

「小額」は金額の単位が小さいことを表します。

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