「木」と「樹」の違い・意味と使い方・使い分け

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「木」は、生きている立ち木を指し、その範囲は葉や花等も含みます。

また、「木材」や「添え木」のように、切ったものや加工したものも「木」の漢字で表します。

一方で「樹」は、植物として生きている立ち木を指し、切ってしまうと「樹」では無くなってしまいます。

また、その範囲も葉や花等を含まず、幹の部分を指します。

「木」の意味

「木」は、植物としての樹木の全ての部分を指すので、葉や花、根等も「木」の範囲に含まれます。

また、伐採したものを「木材」、加工したものを「木製品」と言うように、生きた立ち木ではない状態のものも「木」と総称します。

そのため、木工椀や木戸といった、「木」を材料として作られたものにも「木」の漢字を使用します。

「樹」の意味

「樹」は「木」と違い、植物全体を指す言葉としては使われず、主に葉や花を省いた幹の部分を指す言葉です。

また、植物として生きている状態の「木」を表し、切ってしまったり、加工してしまうと「樹」では無くなってしまいます。

また、成長した「木」を指すことが多いです。

地面に生えている状態だけを表す言葉がが「樹」と考えると分かりやすいです。

「木」と「樹」の用法

地面に生えて植物として生きている状態であれば、「木」と「樹」のどちらでも使用できます。

ただし、その葉や実を表す場合は、「木」を使用する場合が多いです。

また、その植物を伐採したり、倒してしまった場合には「木」を使用します。

また、材料として使用する場合も「木」となり、それによって作成されたものの名称にも「木」の漢字が使われます。

「木」と「樹」の違いは生命の有無

生きている植物を表す言葉としては、「木」と「樹」の指すものはあまり変わりません。

しかし、この樹木が伐採されたり、植物として成長を止めた時に、これは「樹」ではなく「木」でしか表せないものになります。

大地に根を張り、成長ししていくものは「樹木」、伐採されて生活に利用されるものは「材木」と考えると分かりやすいです。

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