「小説」と「随筆」の違い・意味と使い方・使い分け

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小説は「個人が考える虚構の概念や筋書きをまとめたもののこと」。

「物語」「フィクション」と言い換えると分かりやすいです。

随筆は「個人の体験に対する感想や考え方を著すこと」。

「感想文」「エッセー」と言い換えると分かりやすいです。

小説は個人の創作話です

小説は昔中国で国家などを論じた大説と比較され、個人的な創作話と言えます。

人間の営みや社会現象を題材に個人的考えを加味した虚構の読み物です。

ただ、私小説は個人的な経験などを元にして小説に著した特別な形態といえます。

随筆は個人の考えや感想をとりとめなく文章に著したものです

随筆は小説と異なり実際に起きた個人的体験や社会現象などについて、感想文として著したものになります。

筋書きは無く、感じたことを思うままに散文で書いたものです。

小説のように主人公は登場せず、すべて自分の事になります。

小説を書こうと思ったのに諦めて随筆にした

小説は筋書きが大事で主人公や背景、結論など考えなければなりません。

小説を書くことは程度が高い行為と思われますが、随筆も内容が充実している物はいくらでもあります。

随筆は誰にでもすぐに書けるものですが、日記とは異なります。

誰でも自分の事を私小説にできます

小説はフィクションですから、創作活動となりますので非常にハイレベルな事と言えます。

人は生涯に一冊は私小説が書けると良く言われます。

しかし、小説は私小説を含めて創作力が必要で難しいことです。

この点、随筆は日記に近いものですから誰にでも書けます。

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