帰順は「反抗する態度を改めたうえで、素直に従うこと」。
こういった状況は現実ではあり得るものの、頻繁には存在しないでしょう。
したがって、使うことができる場面は限られます。
帰伏は「心を寄せたうえで従う状況のこと」。
帰順の意味にそれなりに近いと言えるでしょう。
区別しづらい言い方になると思われる状況なのです。
「帰順」の意味
帰順とは、反抗する態度を改めたうえで、素直に従うことです。
それまで反抗していた状況であったものの、その態度を改めたうえで、ちゃんと従うというケースで使う言葉になります。
それまでとは態度が一変すると言えるケースで使う点はポイントでしょう。
あまり有名な言い方ではないので、知らない人も多くいると思われるのです。
「帰伏」の意味
帰伏とは、心を寄せたうえで従う状況のことです。
意味としては帰順にそれなりに似ていると言えると思われます。
したがって、同様の場面で使っていくことがしやすいと言えるはずです。
ただ、意味は全く同じではないので、違いは少なからずあると言えるでしょう。
そこは覚えておいた方がいいです。
使用頻度は同じくらいと言える可能性があります。
「帰順」と「帰伏」の用法や用例
「支配者にとっては、多くの人たちが帰順をしてくれるとかなり楽な状況であると言えるだろう。
どうしても反抗的な態度をとられたままでは、支配しづらいと言えるだろうから。」
「支配者に帰伏した方が自身にとって有利であると言えるケースは多々あるのではないか。
支配者の機嫌をとっておいた方が、自分に対していい印象になりやすいだろうし。」
帰順と帰伏は意味がやや似ている
帰順と帰伏はともに特定の存在に従うというケースで使う言葉になります。
したがって、意味は似ていますし、使用できる場面についても同じような状況となっているのです。
でも、これらの言葉はあまり有名ではありません。
だから、知っている人が少ないという意味では、日常的にはあまり使われない言い方になると言えるでしょう。