洗脳は「本人の思想や価値観を特定の人たちにとって望ましい状況に変えていくこと」。
基本的には他人の思想や価値観を変えるということが洗脳になります。
マインドコントロールは「自分の精神状態をコントロールしたり、他人の精神状態をコントロールし、支配すること」。
他人だけではなく、自分自身もコントロールする意味を含むのです。
「洗脳」の意味
洗脳というのは、基本的に他人の思想や価値観を変えることであり、変えようとする側にとって望ましいものにしようとする点が特徴です。
したがって、洗脳をされる人にとって望ましいかどうかは関係なく、あくまでも洗脳をしようとする側にとっての利益を追求した行為と言えるので、支配力を強めたいときに使う手段になります。
「マインドコントロール」の意味
マインドコントロールというのは、自分自身、または他人を意のままに支配するための手段です。
意味としては洗脳に違いですが、洗脳というのは基本的に他人を支配するときに使われるものです。
しかし、マインドコントロールというのは、他人を支配するときにも使いますけど、自分自身を支配するときにも使うので、そこが違いと言えるのです。
「洗脳」と「マインドコントロール」の用法や用例
「犯人は監禁した女性を洗脳し、そこから逃げ出さないようにしたらしい。
精神を完全に犯人に支配されてしまった被害女性はそういった理由もあって、逃亡ができなかったんだ。」
「自分自身をマインドコントロールすることで、通常であれば緊張してしまうような状況でも平静を保つことができるかもしれない。
精神を自分自身で支配することは時にはプラスに働くこともあるはずだ。」
洗脳とマインドコントロールは意味としてはかなり似ている
洗脳もマインドコントロールもそれ自体は他人を意のままに操ること、都合のいい精神状態にして、支配をしていくことという意味があります。
しかし、洗脳は他人に対して行うものですが、マインドコントロールは自分に対しても使うことがあるという点において違いがあります。
したがって、意味としてはかなり似ていますが、全く同じではないのです。