巡回は「各地を見て回っていくこと」。
何らかの目的のために、いろいろな場所を見て回るという意味で使われる言葉です。
割と知名度は高いと評価できるでしょう。
巡歴は「いろいろな地域を巡り歩くこと」。
意味としては巡回とそんなに変わらないと言えると思われます。
でも、知名度で言えば、巡回の方が高いと評価できるはずです。
「巡回」の意味
巡回とは、各地を見て回っていくことです。
いろいろな地域に行って、それぞれをちゃんと見てくるという意味で使われます。
巡回という言葉は日常的にはそんなに使われません。
警察官のパトロールなどの場面で使用されることがありますけど、それ以外のシーンではあまり見聞きしないので、馴染みは感じづらい言い方になるでしょう。
「巡歴」の意味
巡歴とは、いろいろな地域を巡り歩くことです。
意味としては巡回に近いので、明らかな差は確認できないと言えると思われます。
ただ、巡回と比べると、どうしてもマイナーな言い方になるため、使用頻度は相対的に低いでしょう。
巡回もそんなに使われないですけど、巡歴はさらに使われづらいと言えるため、そこは覚えておく必要があります。
「巡回」と「巡歴」の用法や用例
「こうして定期的に巡回をすることで、町の平和は守られている面もある。
どこかおかしいところはないかなどを毎日見て回ることが、大切と言えるんじゃないかな。」
「旅行を通じて、いろいろな地域を巡歴していくと、それぞれの場所の特色が見えてくる。
実際に訪れてみないと分からない部分はあるわけで、そこを知ることができたのは大きい。」
巡回と巡歴は意味では区別できない
巡回と巡歴に関しては意味はそれなりに似ています。
ともにそれぞれの場所を見て回る、巡り歩くという意味で使うことができ、意味においては区別はできないと言えるでしょう。
ただ、使用頻度に関しては異なっている部分があり、基本的には巡回の方が高いと言えるはずです。
巡歴はあまり使われない言い方になるので、そこに関しては知っておきましょう。