「請う」と「乞う」の違い・意味と使い方・由来や例文

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請うは「物事をこい願うこと、物事を引き受けること」。

「請求」と言い換えると分かりやすい。

乞うは「ものを欲しがること、何かをねだること」。

「乞食」と言い換えると分かりやすい。

「請う」も「乞う」も「こう」と読み、意味も似ている言葉になります。

「請う」の願い事は物事に関してですが、「乞う」の願い事は、食べ物や自分が得になるものに関したものになるようです。

「請う」は「願うこと、引き受けること」

「請う」は「請求」や「請負」などで分かるように「金銭を要求することや、物事を引き受けること」です。

例えば、「要請」は必要とするものや物事を強く要求することです。

「申請」は必要なものを文書で申し出ることです。

「請願」は国民の権利であり、議員の紹介で国会や議会に必要事項を要求することです。

また、「請負」は仕事を引き受け、完了や納品をしたら納期前でも報酬を払う契約のことです。

「普請」は「ふしん」と読み、公共的な工事のことを言います。

「乞う」は欲しがること

「乞う」はものを欲しがること、ねだることなどの意味があります。

例えば「乞食」は金や食べ物などをくれるようにねだる人のことです。

「賄賂を公然と要求することは、まさに乞食根性と言える」「戦後まもなくは乞食が道端に居たものだ」「他人にものや金を要求する犯罪も乞食根性と言える」「髪をぼさぼさにしていることを乞食頭という」などと使います。

「請う」と「乞う」は要求するものが異なる

「請う」はサービスや財の対価として当然要求できる金額を求めることです。

「請求」と言う言葉になります。

また、公共の利益のために必要なことを公に求めることも言います。

「要請」や「請願」と言う言葉になります。

また、「請負」のよう納期前でも完成や納品などが早く終わることを言います。

「乞う」は「物乞い」と言う言葉のように貧しい人々がものやお金を恵んでほしいと言う行為のことを言います。

「乞食根性」「乞食商売」「乞食頭」などの言葉があります。

「請う」と「乞う」とは

「請う」は必要な事柄を公に願い出ることです。

「申請、請願、要請」などの言葉があります。

労働の対価として金銭を「請求」することも言います。

契約の一つで「請負」と言うやり方があります。

「請」と言う漢字の語源は「君主に会い命令を要請すること」ですから、そこから「願い出る」となったとされます。

「乞う」はものやお金を恵んでほしいと要求することです。

「乞食」と言う言葉があります。

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