対応は「相手の行動などに応じた態度をとること」。
相手の行動を受けたうえで、こちらがそれに応じた、適切と言えるような態度をとっていくケースで使う言葉です。
相応は「相応しいと言えること、何らかのものと釣り合っている状態であること」。
対応に表現は近いと言えるものの、意味には違いがあると評価できると思われます。
「対応」の意味
対応とは、相手の行動などに応じた態度をとることです。
相手の行動がまずあって、その行動を受けたうえで何らかの態度をとるという意味で使っていきます。
基本的には相手の行動に対して適切と言えるような態度をとるシーンで使うことになるでしょう。
知名度はかなり高い表現であり、多くが知っていると評価できると言えます。
「相応」の意味
相応とは、相応しいと言えること、何らかのものと釣り合っている状態であることです。
どちらの意味でも使っていく表現になります。
したがって、両方の意味を覚えておく必要があるでしょう。
身分相応などの言い方をしていくことがあるので、そこに関して知っておくといいのではないかと思われます。
こちらも割と知名度は高いです。
「対応」と「相応」の用法や用例
「今回の相手は非常に重要な人物だから、対応はかなり丁寧に行ってほしい。
できるだけいい印象を持ってもらいたいと思っているから、そこは頭に入れておくように。」
「あの人であれば、自分と実力は相応じゃないかと思うんだ。
したがって、実際に対戦したときには割と面白い試合になると思う。
互角の戦いができそうな感じだ。」
対応と相応は意味で区別ができる
対応と相応については表記が似ている部分があるので、同じような意味ではないかと思っている人もいるかもしれません。
しかし、意味に関しては少なからず違いがあると評価できるでしょう。
したがって、両者はそういう部分で区別ができると思われるのです。
どちらも日常生活でそれなりに使われるため、きちんと意味は知っておきましょう。