「とんぼ返り」と「Uターン」の違い・意味と使い方・由来や例文

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とんぼ返りは「目的を済ませたらすぐに帰ること」。

つまり、本来の目的のためだけに特定の場所に行き、その用事を済ませたら、他には何もしないで帰ってくるという意味になるのです。

Uターンは「進学や就職などで故郷を離れた後、再び故郷に戻ってくること」。

こういう意味で使われることが多いです。

とんぼ返りとはちょっと意味が異なっています。

「とんぼ返り」の意味

とんぼ返りとは、目的を済ませたらすぐに帰ることです。

何かの用事で特定の目的地まで行ったときに、その用事が済んだ状態ですぐに帰るという意味になります。

つまり、本来の目的以外でその場所に留まったりしないという意味で使用するのです。

たまに見聞きする表現なので、知っている人は割と多いのではないかと思われるのです。

「Uターン」の意味

Uターンとは、進学や就職などで故郷を離れた後、再び故郷に戻ってくることです。

元々故郷にいた状態から、そこを一時的に離れて、また戻ってくるというケースで使います。

時間的にすぐに戻ってくるわけではなく、たいていは数年後とかになるので、とんぼ返りとはちょっと意味が違います。

似ている面はありますが、区別できる点もちゃんとあるのです。

「とんぼ返り」と「Uターン」の用法や用例

「今回の出張は基本的にはとんぼ返りの予定だ。

観光地と言えるような場所も現地にはあるのだが、のんびりしている余裕もないから、用事を済ませたらすぐに帰ってくると思う。」

「進学で東京に行っても、就職は地元でする可能性がある。

やっぱり地元をずっと離れるというのは寂しいし、Uターンをして暮らしていきたいと思うんだ。」

とんぼ返りとUターンは似ている部分もある

とんぼ返りとUターンについては意味は似ている部分もあります。

要するに特定の場所まで行って、そこから戻ってくるという点は共通しているのです。

しかし、とんぼ返りは行ってすぐに帰ってくるという点が特徴であり、そこは覚えておく必要があるでしょう。

つまり、両者は区別できる部分がちゃんとあると評価できるわけです。

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