「又」と「叉」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

又は「また、再び、その上という意味のこと」。

「又聞き」と言い換えると分かりやすい。

叉は「また、さすまた、こまねくこと」。

「交叉」と言い換えると分かりやすい。

「又」と「叉」は点があるかないかの違いですが、字面が大変似ています。

また、意味も重複する部分があります。

「又」も「叉」も語原では「手」に関係をしています。

「又」は「再び」ということ

「又」は「また・再び」という意味ですが、語源では「右手を伸ばしものを持つ動作」と言われています。

また、「有・右」の元となる字とも言われます。

本来は「持つ、右」などの意味ですが、今では「再び」という意味になっています。

「又、同じ間違いをしてしまった」「又従妹は親戚に当たる」「又聞きでは信ぴょう性がない」などと使います。

「叉」は「ふたまた」のこと

「叉」は先が二つに分かれているものを言います。

「音叉は金属の棒が二股になって共鳴をするもの」「交差点は二つの道が重なっている場所」「三叉神経は顔にある」「叉は手をこまねくという意味もある」。

「叉」は語源では「指を組み合わせた形」とあります。

他の熟語では「仮面の夜叉・叉手(さす)・叉手網・叉焼(チャーシュー)」などがあります。

「又」も「叉」も「また」という意味

「又」も「叉」も「また」という意味があります。

他にも「亦」や「復」、「俣」「股」などが「また」と読み「再び」または「二つに分かれる」という意味を持ちます。

「復習は同じことを繰り返すこと」「二俣川という地名がある」「両足の付け根を股という」。

「また」と読む字は6種ありますが、「又」と「叉」は意味も読みも同じため混同しやすい間違えやすい字となります。

「又」と「叉」とは

「又」は「また、再び」などの意味となります。

「叉」は「また、二又、こまねく」などの意味があります。

「又、来るよ」「又従妹」「風の又三郎」「又また冗談を」などと使います。

「叉」は「音叉」「交叉点」などと使い、「交差点」など「差」と置き換えることもします。

「また」と読む字は他に「亦・股・俣・復」などがあります。

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