「変」と「恋」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

変は「変わること」「変化」と言い換えると分かりやすい。

恋は「異性などに好意を抱くこと」。

「恋愛」と言い換えると分かりやすい。

「変」と「恋」は見た目が良く似ている漢字になります。

「恋しい」を「変しい」と書いた「青い山脈」の一節があることはよく知られています。

「変」は俗字で旧字は「變」と書きます。

「恋」も「戀」と書きます。

「変」は変わること

「変」は変わる、変なことの意味です。

「変化が起きた」「変更を余儀なくされた」「時代の変遷」「変則体制」「なんの変哲もない」「満州事変」「異変を察知した」「政変はクーデターのこと」「事態は一変した」「千変万化」「不変の原理」「態度を豹変させる」「天変地異」「容体が急変した」「大変な事」「変換・変形・変質・変人」などと使います。

「恋」は好きになる心情

「恋」は異性を好きになる心情です。

「恋愛経験がある」「悲恋に終わった」「失恋を何回もした」「恋は盲目」「恋は思案の外」「人の恋路を邪魔するな」「横恋慕をする」「彼は恋敵だ」「恋情・恋慕・邪恋・恋着・恋々」などと使います。

「恋」は「戀」ですから、音符「?レン」に「心」が下に付いた言葉です。

音は「レン」訓は「こい・こう・こいしい」となります。

「変」と「恋」は間違えない

「恋」を「変」と間違えることはほとんどないのですが、石坂洋二郎原作、今井正監督の映画「青い山脈」のラブレターの一節に「変しい、変しい私の変人」とあることは良く知られたことです。

確かに「恋」と「変」は似ていますが、ここまで間違えることは普通ではありません。

「恋人」を「変人」扱いした間違いはラブレターとしては落第です。

「変」と「恋」とは

「変」も「恋」も旧字は「變・戀」と書き、音符「?レン」を使った漢字になります。

そのことで似ているのですが、「青い山脈」のようには間違えることはしません。

「変」は「変化すること」、「変化・辺節・変更・変則・急変・事変・大変」などの言葉があります。

「恋」は異性に抱く恋心のことで、「恋愛・恋慕・恋心・恋路・恋敵」などの言葉があります。

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