「アルメニア」と「アルバニア」の違い・意味と使い方・使い分け

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アルメニアはロシアとジョージア、アゼルバイジャンとの国境を走るカフカス山脈の南側にある国。

アルバニアはヨーロッパ南東部にある地中海と黒海との間に突き出たバルカン半島の北西部にある国。

アルメニアは「赤、青、オレンジの三色旗の国旗でイランなどの中東に近い国」で
アルバニアは「黒の双頭の鷲を中央に描いた国旗でイタリアやギリシャなどに近い国」と
覚えると違いがわかりやすいと思います。

「アルメニア」の特徴

アルメニアは黒海とカスピ海の間にある内陸国です。

トルコ、ジョージア、アゼルバイジャン、イランなどと国境を接しています。

公用語はアルメニア語。

首都はエレバン。

人口300万人の国で
1991年にソビエト連邦より独立しています。

義務教育期間は中等教育(小学校(1年生、2年生、3年生)、中学校(4年生、5年生、6年生、7年生、8年生))までで小学校ではなんとチェスを義務教育としています。

「アルバニア」の特徴

アルバニアはヨーロッパ南東部、バルカン半島の北西部にある国。

モンテネグロ、マケドニア共和国、コソボ、ギリシャと国境を接しています。

公用語はアルバニア語。

首都はティラナ。

人口300万人の国で
第二次世界大戦が終了してから長い間共産国家でしたが1991年に現在の国名に改称しています。

ヨーロッパ唯一のイスラム国家。

大多数がイスラム教の教徒ですがカトリックや東方正教の教徒もが入り混じっています。

昨年のFIFAワールドカップではスイス代表のアルバニア系選手がゴールを決めた後に行ったアルバニア民族を表す鷲ポーズも話題になりました。

トルコとアルメニア、アルバニアの関係

アルメニアとアルバニア。

この2か国はトルコの話を抜きにしては語ることができません。

どちらも歴史的にトルコとの関係が深いのです。

まずトルコの東側にあるアルメニアは
第一次大戦中のオスマン=トルコによる虐殺事件が有名で、今でも因縁があります。

昨年公開された映画「THE PROMISE/君への誓い」は
オスマン帝国(現・トルコ)によるアルメニア人迫害をテーマにした映画です。

一方のトルコの西側にあるアルバニアは
かつてオスマン=トルコの支配下にあり、今でもムスリムが多いです。

日本人とアルメニア、アルバニア

歴史的にも地理的にも私達日本人はこの2か国と
人的交流も貿易額もわずかであったため
なかなか関係性を見出しにくいです。

しかしネット社会でさまざまな情報を得ることができるようになった現在
私達はこういった国からたくさんのことを学ぶことができると思います。

特にアルメニアは日本マクドナルドの創始者である藤田田氏に「商売においては、華僑やインド人やユダヤ人が束になっても、アルメニア人には敵わない」と
言わしめた国です。

昔から商売上手で現在でもITなどのスタートアップ企業を国が積極的にサポートしています。

仕事のスピードは凄まじいもので、例えば会社を設立するにしても、オンラインの手続きだけで数分で済むぐらいです。

成熟した国である日本がこれからの世界を渡り歩いていくには
今まで接点が薄かったこういった国々の考えを取り入れていくべきなのかもしれません。

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