「滑り出し」と「振り出し」の違い・意味と使い方・由来や例文

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滑り出しは「物事が進行し始める状況のこと」。

特定の物事の始まりと言えるような瞬間で使っていく言葉になるでしょう。

タイミングを表す言葉になるのです。

振り出しは「手形、小切手などを発行すること、双六におけるスタート地点のこと」。

後者の意味で使われることが多い言葉になります。

最初とか、そういう意味で使用するケースがほとんどです。

「滑り出し」の意味

滑り出しとは、物事が進行し始める状況のことです。

物事が始まった瞬間や始まった頃という意味で使いますが、たいていは物事の始まりに対する評価をする意味で使っていく表現になります。

滑り出しは上々とか、そういう言い方をしていくのです。

言葉としては割と有名なものであると評価できるので、覚えておいた方がいいです。

「振り出し」の意味

振り出しとは、手形、小切手などを発行すること、双六におけるスタート地点のことです。

前者の意味で使うことは多くありません。

双六におけるスタート地点という意味がかなり有名であり、そういったシーンでよく使われることになるでしょう。

でも、振り出しについては、元の場所に戻るという意味で使われやすく、双六以外の場面でも使用可能です。

「滑り出し」と「振り出し」の用法や用例

「今日の試合は初回に3点とることができた。

これは上々の滑り出しと言えるだろう。

でも、試合はまだ始まったばかりだから、しっかりと守備もやっていかないといけない。」

「今までやってきた仕事が勘違いでパーになってしまった。

完全に振り出しに戻ってしまった感じで、やる気を失ってしまった。

また最初からやるのはさすがに厳しいだろう。」

滑り出しと振り出しはどっちも最初の段階という意味

滑り出しと振り出しに関しては、意味はそれなりに似ています。

どっちも特定の物事における最初の段階という意味なのです。

しかし、使用する場面は違いがあります。

滑り出しは状況を肯定する言い方をすることが多いですが、振り出しは状況を否定的に見るような言い方をする場合が多いです。

そういったところに両者は違いがあると言えます。

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