「再刊」と「復刊」の違い・意味と使い方・由来や例文

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再刊は「これまで休刊、廃刊していた新聞や雑誌などを再び刊行すること」。

つまり、ずっと読めない状態が続いていた新聞や雑誌などについて、再び読める状況になったと言えるわけです。

復刊は「刊行を中止、廃止していた出版物について、再度刊行すること」。

意味は再刊と完全に同じです。

意味において見分けることは不可能と言えるはずです。

「再刊」の意味

再刊とは、これまで休刊、廃刊していた新聞や雑誌などを再び刊行することです。

何らかの理由で現在は発刊が止まっている新聞や雑誌が、再び発刊されるケースで使っていきます。

たいていは人気がないなどの理由で発刊が止まるわけですが、それが再開されるということは並々ならぬ理由があったはずです。

割と珍しいケースに該当するでしょう。

「復刊」の意味

復刊とは、刊行を中止、廃止していた出版物について、再度刊行することです。

すでに中止、または廃止されていたものに関しては、今後見ることはないと言える存在だったはずですが、復刊によって再び見ることが可能になるわけです。

そういう限られた場面で使う言葉になります。

でも、意味においては再刊とは区別できない状況でしょう。

「再刊」と「復刊」の用法や用例

「あの雑誌がまさか再刊されるとは思わなかったな。

売り上げがよくなかったのかもしれないけど、俺みたいなファンはちゃんといるわけだ。

そういう人たちの願いが聞き入れられた気分で、非常に嬉しいよ。」

「この雑誌が復刊するというとは思わなかった。

でも、改めてもう1度売りに出すということは、それなりに読んでもらえる確信があったのだろう。

以前とは内容が大きく違っている可能性もある。」

再刊と復刊はほぼ同じ意味

再刊と復刊に関してはほとんど同じ意味です。

どちらもすでに休止、または廃止になっていると思われる書籍物に関して、再び販売するという意味になります。

だから、意味において区別することは厳しいと言えるのです。

でも、一般的には再刊の方が有名かもしれません。

そのため、復刊という表現が使われる機会はほぼないでしょう。

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