優勢は「勢いや形勢において、他より優位にあること」。
したがって、今の時点において他よりも有利な状況が実現しているわけです。
しかし、それがずっと続くとは言い切れません。
攻勢は「積極的に相手に攻めかかっている状況のこと」。
攻勢の場合には必ずしも有利とは言えないものの、防御に徹しないといけない状況ではないので、不利とは言い難いでしょう。
「優勢」の意味
優勢とは、勢いや形勢において、他より優位にあることです。
何らかの戦いや勝負をしているときによく使われる言葉になるでしょう。
争っている相手よりも自分たちの方が今のところ有利な状況であると言えるシーンで使っていきます。
しかし、今後はその優勢な状況が変わる可能性もあるので、そこは考慮しておかないといけないでしょう。
「攻勢」の意味
攻勢とは、積極的に相手に攻めかかっている状況のことです。
攻めるに関してかなり成功している状況であるため、相手の守備が崩れかかっている、相手が防戦一方になっている状況と捉えることができます。
だから、立場的にはこちらが有利となっているので、意味は優勢に似ている面もあるのです。
そこは知っておくといいでしょう。
「優勢」と「攻勢」の用法や用例
「勝負は今のところこちらが優勢だが、油断はできない。
相手は百戦錬磨のチャンピオンだからな。
巻き返してくることも十分にあるんじゃないかと思っている。」
「とりあえずうちのチームが攻勢を仕掛けられている状態だから、このままいけば勝てると思う。
しかし、守備がおろそかにならないように気を付けないといけないとも言えるだろう。」
優勢と攻勢は微妙に意味が似ている
優勢と攻勢については、なんとなく意味は似ていると言えるでしょう。
しかし、全く同じではありません。
優勢は他よりも自分たちが有利な状況であるケースで使い、攻勢は自分たちが攻撃に徹しやすくなっているケースで使います。
優勢は割と幅広く使うことが可能ですけど、攻勢はスポーツなどでよく使われる表現になると言えるでしょう。