「謝絶」と「願い下げ」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

謝絶は「人の申し出などを断ること」。

何らかの申し出を断る際に使われますが、謝絶単体で使われることは多くありません。

たいていは面会謝絶などの表現が使用されることになります。

願い下げは「願い出たことの取り消しを申し出ること、頼まれても引き受けないこと」。

後者の意味で使われることが多いでしょう。

前者の意味はマイナーです。

「謝絶」の意味

謝絶とは、人の申し出などを断ることです。

申し出を断るということなので、実際に断る側にとっては心苦しい感覚があるでしょう。

ただ、そういった感覚があっても断らないといけないようなシーンで使う言葉になります。

代表的な使い方としては、面会謝絶といったもので、誰とも会いたくないような場面で使用することが多いでしょう。

「願い下げ」の意味

願い下げとは、願い出たことの取り消しを申し出ること、頼まれても引き受けないことです。

前者の意味は謝絶と同じようなものと言えます。

でも、願い下げについては後者の意味の方が特に有名であると評価できます。

頼まれても嫌だと思えるような場面で使われる傾向にあるので、そういうシチュエーションを覚えておくべきでしょう。

「謝絶」と「願い下げ」の用法や用例

「性格的に平淡な人もいるけど、あそこまであっさりしている人も少ない気がするが。

全体的にあまり特徴を感じられないが、それは気取っている面が一切ないからなんだろうな。」

「洒脱な面を感じさせる人の場合には、さっぱりしている面が非常に濃く出ている。

だから、そういう部分につい注目してしまう状況と言えるのだろう。」

謝絶と願い下げはともに申し出を断ること

謝絶と願い下げに関してはどちらも他人からの申し出を断るという意味で使えます。

したがって、両者の意味はかなり似ているのです。

でも、願い下げについては頼まれても引き受けないという意味が存在しており、こちらも覚えておく必要があるでしょう。

違いは一応あるものの、十分に似ていると言える面もあるため、混同しやすい言葉と言えます。

最新の記事はこちらから