「聞き損なう」と「聞き誤る」の違い・意味と使い方・由来や例文

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聞き損なうは「話の一部、または全体に関して、耳に入らない状況のこと」。

本当は聞いておきたい、聞いておかないといけないことに関して、耳から漏れてしまうケースで使います。

聞き誤るは「特定の話を誤解したうえで聞いてしまうこと」。

話自体はきちんと耳に入っているものの、内容を正しく理解していないケースで使う言葉になります。

「聞き損なう」の意味

聞き損なうとは、話の一部、または全体に関して、耳に入らない状況のことです。

全部を聞こうとしたものの、一部または全部が聞こえなかったような場面で使います。

例えば、周囲で騒音が聞こえたなどの理由で、聞き損なう状況は実際にありえます。

普段の生活において、割と使うと言える言葉になりますから、意味はしっかりと覚えておくべきです。

「聞き誤る」の意味

聞き誤るとは、特定の話を誤解したうえで聞いてしまうことです。

話をきちんと聞いていたものの、その内容を誤って理解している状況で使います。

したがって、耳に入らなかったという状況ではありませんから、その点において聞き損なうとはちょっと違います。

あくまでも誤解が生じているという意味なので、そこを覚えておく必要があるでしょう。

「聞き損なう」と「聞き誤る」の用法や用例

「英語のリスニングの試験中はとにかく集中しないといけない。

何か気が散る出来事があると、それだけで一部を聞き損なうことがあるから。

本当に注意散漫は禁物だ。」

「あの人は恐らくこちらの話をきちんと聞いていない。

明らかに誤解が生じている。

聞き誤るような部分は特になかったと思うが、こういうことも起きてしまうんだな。」

聞き損なうと聞き誤るは若干意味が違う

聞き損なうと聞き誤るはどちらも何かを聞くシーンにおいてミスをしているという意味になります。

でも、聞き損なうのは一部または全体が耳に入ってこない状況で使うのですが、聞き誤るはきちんと聞けたにもかかわらず、内容を間違って認識しているケースで使っていくのです。

したがって、ミスの内容に関してそれぞれ違いが存在しています。

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