「悲惨」と「陰惨」の違い・意味と使い方・由来や例文

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悲惨は「悲しい、痛ましいという気持ちを起こさせるような状況のこと」。

たいていは自分が関係していない状況において使うことが多く、同情してしまう気分のときによく使う傾向があります。

陰惨は「暗い感じがして、さらにむごたらしい雰囲気を感じること」。

暗いだけではなくて、むごいという感覚になる点も重要なポイントと評価できます。

「悲惨」の意味

悲惨とは、悲しい、痛ましいという気持ちを起こさせるような状況のことです。

何らかの出来事の結果としての状況に対して使うことが多い言葉です。

当事者のみならず、周りにいる第三者の人たちにとっても心を痛める可能性が高いと言えるケースで使っていきます。

世の中では、こういった悲惨と言える光景はたびたび起きているのです。

「陰惨」の意味

陰惨とは、暗い感じがして、さらにむごたらしい雰囲気を感じることです。

むごたらしいという点に関しては、悲惨に割と近い状況と評価できるでしょう。

でも、全く同じ意味とはいい難い面もあるので、そこは理解しておいてほしいです。

また、陰惨の方がどうしても知名度が落ちる面がありますから、そこも知っておくといいと言えます。

「悲惨」と「陰惨」の用法や用例

「これだけ悲惨な自動車事故を見てしまうと、車を運転するのが怖くなるし、歩行者として歩くのも怖くなるな。

改めて自動車は危険な乗り物なんだと悟ったよ。」

「実際に事件現場を目の当たりにすると、この陰惨とした雰囲気にのまれてしまいそうになる。

何度経験しても慣れないな。

本当にこの仕事の辛い部分と言えるだろう。」

悲惨と陰惨は雰囲気としてはかなり似ている

悲惨と陰惨は特定の光景に対して使っていく言葉ですけど、雰囲気としては割と似ていると言えるでしょう。

どちらも目をそむけたくなるような、嫌な光景に対して使用していくのです。

ただ、それぞれは悲しい、痛ましいと暗い、むごたらしいという違いがあるので、完全に同じというわけではありませんが。

一般的には悲惨の方がよく使われます。

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