「開け払う」と「開け放つ」の違い・意味と使い方・由来や例文

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開け払うは「中にあるものを運び出したうえで、家などを他人に譲ること」。

つまり、自分が今まで住んでいた家を他人に渡す、あげるという意味で使っていく言葉になります。

開け放つは「窓などを開けたうえで、新鮮な空気を入れること」。

空気の入れ替えなどをするときに使う言葉であり、開け払うとはちょっと意味が違っている状況です。

「開け払う」の意味

開け払うとは、中にあるものを運び出したうえで、家などを他人に譲ることです。

それまで住んでいた家を出て、別のところに引っ越しながら、今まで住んでいた家を他人に譲るという意味になり、かなりシーンが限定される言葉と言えます。

こういう状況は現実的にはありえますが、自分が実際に使用する可能性はかなり低いと評価できます。

「開け放つ」の意味

開け放つとは、窓などを開けたうえで、新鮮な空気を入れることです。

基本的には窓などを開けたりするシーンで使っていくので、それ以外の者に対してはあまり使用しません。

そして、空気の入れ替えが主な目的ですから、そこは重要でしょう。

それ以外のケースではあまり使わないわけですから、シーンはかなり限定されると評価できるのです。

「開け払う」と「開け放つ」の用法や用例

「この家もついに他人に開け払う状況となってしまった。

もっと住んでいたかったけど、家計の方が苦しいから、売ってもっと安いところに引っ越すしかないんだよね。」

「窓を開け放つと、この時期だからどうしても冷たい空気が入ってくる。

しかし、空気の入れ替えもできるから、それはそれでちゃんとメリットが存在しているということだろう。」

開け払うと開け放つは意味が異なる

開け払うと開け放つは何となく似ている表現に見えるかもしれません。

しかし、意味は異なっている状況と言えます。

開け払うは家の中のものを運び出したうえで、他人に譲るという意味で使用されることが多いですけど、開け放つは窓などを開けること、そして新鮮な空気を入れることという意味なので、そこを覚えておく必要があると言えます。

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