無理矢理は「その人の意思に反して、特定の行為を強引にやらせる、行わせること」。
やりたくないと思っている相手に対して、何かをやらせるという状況が無理矢理に当たります。
不承不承は「特定の行為を嫌々、渋々行うこと」。
無理矢理と意味は似ていますが、誰かに強制されているとは限らないので、そこは一応の違いになると言えるでしょう。
「無理矢理」の意味
無理矢理とは、その人の意思に反して、特定の行為を強引にやらせる、行わせることです。
基本的に相手が嫌がっている、やりたくない態度を示していることが重要です。
でも、無理矢理に何かをやらせるような光景は日常生活でたびたび見られます。
強いている側、強いられる側、どちらも経験したことがある人が大半であると評価できるはずです。
「不承不承」の意味
不承不承とは、特定の行為を嫌々、渋々行うことです。
無理矢理と意味は似ているものの、ちょっと違う状況となっています。
不承不承の場合には、特定の行為を嫌々行うという状況であり、他人から強制されているとは限らないからです。
それに近い状況は存在している可能性がありますけど、全く同じ状況ではないという評価もできるので、そこは覚えておきましょう。
「無理矢理」と「不承不承」の用法や用例
「子供は歯医者に行きたがらないから、親が無理矢理連れていくしかない。
こうでもしないと歯を治療するチャンスが全く得られないから、しょうがないんだよ。」
「俺が1番仲がいいという理由で、欠席した生徒の家に学校で配布されたプリントなどを届けることになってしまった。
本当は行きたくなかったけど、不承不承な気持ちで仕方なく行ってくるか。」
無理矢理と不承不承はかなり意味が近い
無理矢理と不承不承はともに特定の行為を本当はしたくないのに、やらないといけない状況になってしまったケースで使っていきます。
したがって、両者は意味がかなり似ているのです。
でも、無理矢理は誰かに強制されるシーンで使いますが、不承不承は誰かに強制されないケースでも使うことができます。
そういった違いがあるのです。