「十中八九」と「九分九厘」の違い・意味と使い方・由来や例文

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十中八九は「十のうち八か九までの割合のこと、ほとんどと言える状況のこと」。

確率的にかなり高い状況を表す言葉と言えます。

ほとんど全部、毎回といった意味で使用されるのです。

九分九厘は「ほとんど全部であること」。

端的に言えば99%という言い方ができるため、ほとんど全部であり、割合的にはかなり高い状況と評価できると言えるはずです。

「十中八九」の意味

十中八九とは、十のうち八か九までの割合のこと、ほとんどと言える状況のことです。

したがって、単純に確率が非常に高いと言えるシーンで使っていく表現になるでしょう。

ほぼ間違いないと自信を持って言えるような場面で使用することが想定されます。

十中八九という表現は相当有名なので、知らない人はほぼいないと言えるような状況でしょう。

「九分九厘」の意味

九分九厘とは、ほとんどで全部であることです。

全部が当てはまっていると言えるような状況で使う言葉であり、該当していない部分はほぼないと言っていいようなケースで使用します。

厳密には全部ではないが、大雑把に言えば全部と評価できるような場面であれば問題ないので、現実においてはそれなりに使用できるシーンがあると言えると思われます。

「十中八九」と「九分九厘」の用法や用例

「俺の推測によると、今回の事件の犯人は十中八九あいつで間違いないと思うがな。

今のところ明らかな証拠のようなものはないものの、どう見ても1番怪しいのはあいつだろう。」

「この学校で俺より足が速い奴はまずいない。

九分九厘大丈夫と言っていいだろう。

もしかしすると1人くらい見つかるかもしれないけど、その可能性も低いだろうな。」

十中八九と九分九厘は同じような意味

十中八九と九分九厘はともにほとんど全部といった意味であり、割合的に、確率的にかなり高い状況を表しています。

そういった部分でそれぞれの言葉は意味の違いはほとんどなく、同じような場面で使っていくことができます。

自分の考えがほぼ間違いないと思えるとき、確実に当たっていると思えるときに使う言葉なので、覚えておきましょう。

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