「衆口一致」と「衆議一決」の違い・意味と使い方・由来や例文

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衆口一致は「世の中の多くの人たちの意見や評判がぴったり一致すること」。

世の中の多くの人たちが同じように考えていると言えるケースで使っていきます。

衆議一決は「多くの人が議論したうえで、意見が1つにちゃんとまとまること」。

議論をしたうえでの意見がまとまるという意味なので、評判などではないという意味では、衆口一致とはやや違います。

「衆口一致」の意味

衆口一致とは、世の中の多くの人たちの意見や評判がぴったり一致することです。

多くの人たちの考えなどが一緒と言える状況なので、世の中的には常識といった扱いになりやすいです。

そのようなシーンが見られたときに使っていく言葉になります。

実際に世の中の多くの人たちの考えなどが一致している状況はよく見られるものです。

「衆議一決」の意味

衆議一決とは、多くの人が議論したうえで、意見が1つにちゃんとまとまることです。

議論を経たうえで意見が1つになるということは、結局は衆口一致と同じような意味になりやすいですが、あくまでも議論をした人間の中でも話なので、狭い世界という言い方ができます。

だから、衆口一致に似ているものの、全く同じではありません。

「衆口一致」と「衆議一決」の用法や用例

「衆口一致のような状況があったときには、ほぼ完全にその状況こそが常識として扱われる。

みんな同じことを考えているならば、それは絶対に正しいと無意識の思うのだろう。」

「衆議一決のような状況となれば、議論は円満に終わることができる。

反対意見の人がほぼいなくなるわけだから、揉める状況ではないと評価できるのだろう。」

衆口一致と衆議一決は微妙に意味が違っている

衆口一致と衆議一決に関しては意味は似ています。

どちらも多くの人たちの考えが同じになる、一致するという意味ですから。

しかし、衆口一致は世の中の評判として一致するという意味ですけど、衆議一決は特定の議論において、意見がまとまる、同じになるという意味なので、シチュエーションにはやや違いがあります。

つまり、全く同じ意味ではないのです。

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