「食い下がる」と「追いすがる」の違い・意味と使い方・由来や例文

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食い下がるは「食いついてぶら下がること、離れないこと」。

基本的には特定の人や状況に対して使います。

諦めきれないとか、そういうニュアンスの言葉と言えるでしょう。

追いすがるは「特定の人の後を追って、すがりつくこと」。

誰かに見放されたり、置いてかれたりしたときにこういった行動をとることが多いです。

多くの人たちが無意識にうちにとっている行動であると言えるでしょう。

「食い下がる」の意味

食い下がるとは、食いついてぶら下がること、離れないことです。

基本的にはその対象は人になります。

したがって、特定の人から離れようとしない状況において使っていくのです。

いろいろなシーンで使用することができますが、特定の頼みを聞き入れてほしいと何度もお願いするような場面は特に代表的と評価できると思われます。

「追いすがる」の意味

追いすがるとは、特定の人の後を追って、すがりつくことです。

こちらも通常は人を対象にしていき、その人から離れないというケースで使っていきます。

だから、食い下がると同じようなシーンで使用する言葉であると評価できるでしょう。

ただ、追いすがるは追いかけていくというニュアンスがあるので、常に対象の人から離れていないわけではありませんし、人以外にも使えます。

「食い下がる」と「追いすがる」の用法や用例

「執拗に食い下がる態度を見せられると、こちらとしても嫌気がさしてくるが、いい加減にこの状況を終わらせたいと思ってしまい、相手に譲歩しようかという気分になってくるな。」

「このチームは本当にしぶといな。

こちらがどれだけ得点しても、相手も特典を入れて幾度となく追いすがる状況だ。

最終的には逆転されるかもしれない。」

食い下がると追いすがるは微妙に意味が異なる

食い下がると追いすがるは同じような意味の言葉です。

どちらも特定の人から離れようとしないという意味を持っています。

しかし、追いすがるは常に離れていないとは言えないシーンで使いますし、人以外を対象にすることもできるので、その点に関しては食い下がると異なっている状況です。

そこで両者を区別していくといいでしょう。

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